愛労連2003年一斉地方選挙要求

2003年4月1日

愛知県労働組合総連合


 

 まもなく一斉地方選挙が始まります。愛労連は03春闘で掲げている要求を前進させるためにも、この選挙を重視して取り組みます。

 この4年間には愛知県の福祉・医療の補助金カット、名古屋市も本山革新市政時代に作り上げた「日本一の福祉」制度を次々と廃止してきています。政府が医療・年金・雇用保険などの社会保障を改悪しており、自治体でのこのような福祉切り捨ては住民生活に二重の改悪となっています。また教育の問題でも愛知はたいへんな立ち後れです。

 私達、愛労連は毎年自治体キャラバンを行い、各市町村の実態と要求を把握しています。今回の一斉地方選において以下の要求の実現をめざします。

 

(1)県および各市町村に対して

@自治体の責任で雇用創出・確保をはかる施策を行うこと

A強制的な自治体合併を許さず、住民の意思・合意による決定をおこなうこと

B特養ホームや保育園、学校給食など福祉・教育事業は、営利目的や安価な労働力にたよる民間委託を行わず、自治体として責任をもって行うこと。

Cイラク攻撃の即時中止を求め、住民の生命と財産を脅かす有事法制には反対すること

 

(2)愛知県に対して

@愛知万博・新空港計画を見直し、東海大地震への防災対策に予算をまわすこと

A99年度からの福祉・医療の補助金削減をやめ、98年度の水準に戻すこと

B県立高校の統廃合を中止し、マンモス養護学校を解消すること

C地方労働委員会労働者委員の「連合独占」など各種委員の偏向任命と、メーデーなど労働組合への直接・間接的な補助金を事実上「連合」の行う事業にのみ支出する等の差別行政を改めること。

 

(3)名古屋市に対して

@愛知万博・新空港計画を見直し、東海大地震への防災対策に予算をまわすこと

A低所得の老人世帯に対する医療費補助である「福祉給付金」を復活すること

B学童保育所や障害者施設などに対する助成金を大幅に増額すること

C敬老パスへの所得制限を行わないこと

D非常勤職員の労働条件を大幅に向上させること。労働条件の一方的な引き下げを行わないこと。

E市民病院の再編計画を見直し、地域住民が安心して入院手術や救急医療を受けられる病院として残すこと。

 

以上


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