2008年10月1日

内閣総理大臣 麻生太郎 殿

厚生労働大臣 舛添要一 殿

愛知県労働組合総連合

議長   羽根 克明

 原爆症認定集団訴訟の早期全面解決を求める要請


 

 北海道原爆訴訟札幌地裁判決では原告が勝訴し、国・厚労省は11連敗を喫しました。

 被爆後、広島と長崎の被爆者は、苦しんで苦しみ抜いてきました。すでに原告のうち、56名の方が亡くなっています。「もう待てません」−この被爆者の気持ちを国・厚生労働省として真正面から受けとめてください。

 原爆症認定集団訴訟の早期全面解決、審査の方針の再改定をはじめ、原告・被爆者の要求をぜひ実現させてください。

 これ以上訴訟を長引かせることは許されません。以下の点についてすみやかに実施されるよう強く求めます。

 

 

1.札幌地裁判決に対する控訴を断念すること。

 

2.仙台・大阪両高裁判決及び長崎・大阪・札幌の3地裁判決の趣旨を踏まえ、「新しい審査の方針」を原爆被害の実態に即したものに再改訂すること。

 

3.全国の原爆症認定集団訴訟を一括解決すること。

 

4.これまでの被爆者切り捨ての認定行政を反省し、被爆者に謝罪すること。

 

以上


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