底の見えない深刻な不況、増えつづける失業者、病院に行くのをためらわせる医療改悪。テロに対する報復と称して公然とおこなわれている罪なき人たちの殺戮への加担、有事法制強行の策謀。労働者・国民のくらしはいっそう悪化し、憲法無視の自衛隊海外派兵など平和への脅威は、ますます大きくなっています。
しかし、「自民党政治を変える」といいながら自民党政治を強力にすすめる小泉「改革」の矛盾は避けられず、「もうガマンできない」という労働者・国民の怒りと要求が高まっています。
第73回メーデーは、「賃金引き上げや地域経済の振興で内需を拡大しよう」「サービス残業の根絶・長時間残業の規制・時間短縮で雇用の拡大を」「大企業のリストラや下請けいじめをやめさせ『働くルール』を実現しよう」「医療・年金・介護など将来不安を掻き立てる改悪ではなく、充実した社会保障制度の確立を」「戦争に反対し、平和憲法守れ」など、一致する要求で組織や運動の違いを越えた労働者・国民の共同が広がる中での開催となります。
第73回メーデーを、4.12国民総行動など2002国民春闘の前進の上に、国民各層の要求闘争の流れをさらに結集させる総決起の場としましょう。世界のたたかいに呼応、小泉「改革」と対決し、21世紀の展望をひらくメーデーとして大きく成功させましょう。