県民署名・ど真ん中デー集会アピ−ル

2000年4月15日
県民投票を実現する会  


 県民のみなさん

 私たちが「2005年『愛知万博』開催の是非を問う県民投票に関する条例制定」の請求署名を開始して、1カ月が経過しました。このとりくみは全県に大きく広がり、受任者は13,661人を超え、署名も105,937名に達しています。
 4月4日、愛知県・博覧会協会・通産省は、愛知万博の計画変更を行い、新住事業の中止と道路事業を見直すことを発表しました。これは県民世論がつくりだした成果であり、国際的にも自然環境保護を求める運動の到達点です。
 しかし、この見直し案は、「海上の森」南地区および西側地域を使用する内容であり、海上の森全面保全とはあいいれないものです。

 県民のみなさん

 新たに出された会場計画での「海上の森」南地区はサンコウチョウ、ゲンジボタルが生息し、西地域とその周辺はハッチョウトンボの海上地区最大の生息地で、オオタカの餌場ともいわれ、自然保護団体も非常に重要な地域と認めている場所です。また、この見直しにより事実上の中心会場となる青少年公園については、地元説明会も環境アセスメントも行われていません。
 県財政は大変な借金を抱え、中止になった新住事業・道路事業に60億円を計上しながら、福祉・医療・教育予算の削減や職員の賃金カットを行い、県民生活に大きな影響を与えています。また、新住事業中止や入場者数の見直しにより新たな財政問題が発生し、財界も危惧を表明し、県民から「県民犠牲のやり方だ」「情報を公開し県民の意見を聞け」「中止も視野に入れるべきだ」などの声が上がっています。それだけに、県民投票により「2005年愛知万博」開催の是非を問うことこそ、県知事や県議会がとるべき態度ではないでしょうか。それは日本全国の流れとなっています。

 県民のみなさん

 「2005年『愛知万博』開催の是非を問う県民投票に関する条例制定」の請求署名運動への参加と協力を心から訴えます。
 私たちは、5月14日の署名運動の最終日に向けて、県民投票実現のために全力をつくすとともに、知事に話し合いの場所を持つよう求めていきます。

 受任者のみなさん、各地域の「会」や参加団体のみなさん、
県民にいっそう働きかけを強め、受任者・署名を2〜3倍に広げるために全力をあげましょう!


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