県民のみなさん
小泉内閣は国民の「憲法を守れ」の声を押し切って、アメリカの報復戦争に自衛隊を参加させる「テロ対策特別措置法案」と、防衛秘密漏えい罪を盛り込んだ自衛隊法改悪案を成立させました。
命の尊さを全く顧みない今回のテロ事件に、私たちは深い悲しみと激しい怒りを覚えます。テロはいかなる理由があっても許すことのできない犯罪行為であり、その解決は国連を中心に国連憲章の精神にそって、国際社会の一致協力した努力で行うべきであると考えます。
アメリカなどが行っているアフガニスタンへの軍事攻撃は、テロ問題を解決しないだけでなく、罪もない多くの人々の命が奪われるなど、憂慮すべき深刻な状況をつくりだしています。テロ根絶を求めながら報復戦争に反対する世論と運動が世界中に広がっています。
ところが小泉内閣は、テロ根絶への自主的な検討もないまま、無条件に報復戦争を支持し、テロ対策に乗じて憲法違反の自衛隊の海外派遣を強行しようとしています。小泉首相は「武力行使はしない」と強弁していますが、「後方支援」は明らかな戦争行為です。
県民のみなさん
私たちは、米軍による報復戦争の即時中止を訴えます。また、私たちは小泉内閣にたいして、戦争放棄の憲法を持つ国として、「国連中心の法と理性にもとづく解決の道へのきりかえ」を国際社会に働きかけることを強く求めます。
県民のみなさん
自衛隊が戦争に参加することを許してはなりません。平和と憲法の危機です。平和を愛する愛知県民の総意を結集する県民大集会にみなさんのご参加を心からよびかけます。