【よびかけ文】
   テロと報復戦争反対、憲法九条を守る愛知県民集会のよびかけ

2001年10月30日

 

   

 県民のみなさん

 小泉内閣は国民の「憲法を守れ」の声を押し切って、アメリカの報復戦争に自衛隊を参加させる「テロ対策特別措置法案」と、防衛秘密漏えい罪を盛り込んだ自衛隊法改悪案を成立させました。

 命の尊さを全く顧みない今回のテロ事件に、私たちは深い悲しみと激しい怒りを覚えます。テロはいかなる理由があっても許すことのできない犯罪行為であり、その解決は国連を中心に国連憲章の精神にそって、国際社会の一致協力した努力で行うべきであると考えます。

 アメリカなどが行っているアフガニスタンへの軍事攻撃は、テロ問題を解決しないだけでなく、罪もない多くの人々の命が奪われるなど、憂慮すべき深刻な状況をつくりだしています。テロ根絶を求めながら報復戦争に反対する世論と運動が世界中に広がっています。

 ところが小泉内閣は、テロ根絶への自主的な検討もないまま、無条件に報復戦争を支持し、テロ対策に乗じて憲法違反の自衛隊の海外派遣を強行しようとしています。小泉首相は「武力行使はしない」と強弁していますが、「後方支援」は明らかな戦争行為です。

 

 県民のみなさん

 私たちは、米軍による報復戦争の即時中止を訴えます。また、私たちは小泉内閣にたいして、戦争放棄の憲法を持つ国として、「国連中心の法と理性にもとづく解決の道へのきりかえ」を国際社会に働きかけることを強く求めます。

 

 県民のみなさん

 自衛隊が戦争に参加することを許してはなりません。平和と憲法の危機です。平和を愛する愛知県民の総意を結集する県民大集会にみなさんのご参加を心からよびかけます。

呼びかけ人 (50音順)

  • 石川 勇吉(愛知宗教者平和の会事務局長)

  • 井上 利雄(愛知県平和委員会理事長)

  • 磯  敬治(国労名古屋地本委員長)

  • 岩中 正巳(日本共産党愛知県委員会委員長)

  • うのていを(愛と希望の会代表)

  • 太田 義郎(愛知県商工団体連合会会長)

  • 影山  健(愛知教育大学名誉教授)

  • 勝守  寛(第9条の会日本事務局代表)

  • 近田 澄江(元記者)

  • 高橋  正(愛知大学教授)

  • 中村 紀子(名古屋YWCA総幹事)

  • 成瀬  昇(革新統一愛知懇談会代表世話人)

  • 野呂  汎(東海労働弁護団代表幹事)

  • 堀場 英也(愛知県保険医協会名誉理事長)

  • 松尾 博文(日本ジャーナリスト会議)

  • 見崎 徳弘(愛知県労働組合総連合議長)

  • 水田 珠枝(テロも武力報復も反対!憲法を守る愛知女性の会代表)

  • 水田  洋(不戦へのネットワーク代表)

  • 水野 磯子(新日本婦人の会愛知県本部会長)

  • 安川寿之輔(不戦兵士・市民の会東海支部代表)

  • 森  英樹(愛知憲法会議事務局長)

  • 由井  滋(カトリック名古屋教区・正義と平和委員会委員長)

  • 若尾真理子(音楽家)

  • 和田 米吉(新社会党愛知県本部委員長)

 
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