【宣言】

テロも戦争も海外派兵もNO!

小牧基地の拡張・機能強化を許さない、小牧基地を撤去させよう

憲法9条を守れ、名古屋空港を小牧基地にわたすな

第5回小牧平和集会宣言

2001年11月18日

11・18小牧平和集会

   

 

 小泉内閣は16日「テロ対策」を口実に、アフガニスタンで戦争している米軍を自衛隊が支援する基本計画を決めました。計画では、戦争に参加する米兵の輸送や戦争物資の補給などに小牧基地のC−130H輸送機6機を使用しようとしています。これは明らかに憲法に違反する集団的自衛権の行使です。

 このように、国内で最大な航空輸送部隊のある小牧基地は、海外派兵とアメリカ軍支援の拠点とされ、基地周辺や愛知県内の少なくない人々の中に不安が広がっています。

 こうした動きにあわせたように、小牧基地内にF4戦闘機の保管庫が昨年に新設され、C−130H輸送機の13機全機が同時発進できる体制になるなどの基地強化がすすめられています。

 その一方、常滑沖に中部新空港の建設工事がすすんでいます。新空港建設には、国際線・国内線の定期路線を新空港に移すという、いわゆる「一元化」が含まれています。

 マスコミなどでは「国土交通省は、新空港開港後の名古屋空港の管制体制は行なわない」と、報道されています。また、同省は新空港建設費の負担分を確保するために、現在所有している滑走路やエプロン、空港ターミナルビルなどの敷地を愛知県に購入するよう求めています。

 こうした動きは、管制業務が防衛庁・小牧基地に移され、滑走路とエプロン等の敷地も愛知県の対応次第では、滑走路が防衛庁・小牧基地の所有・管理にされることを意味します。

 新空港建設によって小牧基地が拡張・強化されるならば、離発着訓練の増加による騒音や墜落、日米共同使用に伴う米兵による犯罪など、危険と不安はいま以上に大きくなります。
 私たちはここに、次のことを実現させるため奮闘することを宣言します。
1.名古屋空港の管制を、防衛庁でなく国土交通省が引き続いて行なうとともに、滑走路やエプロンを防衛庁・小牧基地の所有・管理に移さないこと。
2.小牧基地の拡張・機能強化は行なわないこと。そして、小牧基地を撤去すること。
3.自衛隊小牧基地からの海外派兵をゆるさず、憲法9条を守ること。
4.いかなるテロにも反対し根絶すること。
5.報復戦争をやめさせ、国際法を基本にして解決させること。

 
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