集会アピール

イラク派兵反対1.17県民集会アピール

2004年1月17日

イラク派兵反対1.17県民集会

   

 

 

 市民のみなさん。

 昨日、政府は陸上自衛隊の先遣隊をイラクにむけ派兵しました。これは、戦後初めて、現に戦闘が行われている地域に重武装した地上軍を海外に出す第一歩であり、戦争をしないという憲法の根本原則を蹂躙するものです。

 引き続き、小牧基地のC130輸送機部隊が、22、26日にイラクに派兵されようとしています。

 

 市民のみなさん。

 イラクでは、戦争の口実とされた「大量破壊兵器」はいまだに見つかっていません。イラク戦争は、国際紛争は平和的に解決する、先制攻撃はしないという世界の平和のルールを破って強行された無法な侵略戦争です。多くの罪のないイラク市民が殺害され、混乱のもとで不法な軍事占領が続くなか、抵抗と暴力、そして新たな大規模爆撃と、泥沼化は深刻です。

 自衛隊の派兵は、こうした事態を解決するのではなく、無法な侵略戦争と占領支配を容認し、それに協力するものです。日本が無法な占領軍の一員になり、自衛隊員を「殺し殺される」事態に追い込むものです。

 

 市民のみなさん。

 もし人道支援というなら、人道に反する戦争と占領にこそ反対すべきではないでしょうか。復興支援を国連中心の枠組みに転換し、主権をイラク国民に早期に移譲することにこそ力を尽くすべきではないでしょうか。サマワの人々をはじめ、イラクの人々の切実な要求は、雇用や水・電気の復旧、医療などであり、占領軍支援の軍隊の派遣ではありません。自衛隊の派兵は中東諸国との信頼関係を破壊し日本を世界から孤立させる道です。

 

 市民のみなさん。

 ただちに派兵を中止し、今後一切行わないことを求めましょう。そして、憲法の改悪を許さず、日本が憲法の立場に立った人道的な国際貢献を積極的にすすめる国になるよう、みなさんご一緒に努力、奮闘しましょう。

 

 市民のみなさん。

 航空自衛隊本隊がイラクに派兵されようとしている小牧基地はいま、空中給油輸送機の配備でその危険な役割をいっそう強めようとしています。

 空中給油輸送機は、C130輸送機の数倍もの輸送能力を持ち、小牧基地の海外派兵能力を格段に強めます。また、米軍機や自衛隊機への給油で、小牧基地にアメリカの無法な戦闘行為と一体となるという重大な役割を与えることとなります。小牧基地をこんな危険な基地にさせるわけにはいきません。イラク派兵反対、平和憲法擁護、そして空中給油輸送機配備反対の声と運動をいっしょに広げていきましょう。

以上


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