平和を愛する愛知県民のみなさん
戦争反対の世界の世論に背を向け、先制攻撃や内政干渉を禁じた国連憲章も無視して、米英軍がイラク攻撃をはじめて一年が過ぎました。
この一年間、私たちは平和を愛する国内をはじめ世界の人々と連帯して、アメリカの侵略戦争と不法な占領を追認せず、国連中心の人道復興支援を求めて闘ってきました。大量破壊兵器がイラクに存在しなかったことが米調査団長によって明らかにされ、ブッシュ大統領の唱える戦争と占領の根拠も根底から崩れました。
それにもかかわらず小泉内閣は、大義なきイラク戦争を盲目的に支持するだけでなく、国民の多くの反対も無視し、憲法九条も踏みにじって自衛隊のイラク派兵を強行しました。また、ブッシュ政権の圧力や財界の軍国主義復活の志向とも結びついて、憲法9条を焦点とした改憲の動きが、自・公・民の三党によって強められています。
県民のみなさん
私たちはこの二年あまり、有事法制や自衛隊のイラク派兵に強く反対し、憲法九条を守ろうと、県民のみなさんとともに運動を進めてきました。イラク開戦一周年を迎えましたが、侵略戦争へのイラク国民の抵抗は激しくイラクは戦争状態が続き、アメリカは国際社会からの孤立を深めています。
世界の情勢は、アメリカの横暴な先制攻撃と抑圧に反対し、国連憲章にもとづく平和な世界の実現をめざす私たちこそ、世界の多数派であり平和秩序を築いてきた歴史の本流であることが明らかになっています。
戦争に反対し平和を求める県民のみなさん
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自衛隊をはじめ、イラク占領軍は直ちに撤退せよ。イラクの復興は、軍事占領ではなく国連中心で、イラク国民の手で行え。
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アメリカの海外での戦争に自衛隊が武力攻撃をもって参戦し、国民を罰則付きで強制動員する「米軍支援法案」「国民保護法案」など有事関連七法案反対。
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憲法改悪絶対反対。憲法改悪の手続きをすすめる「国民投票法制定」反対。
この声と運動を、草の根から県下のすみずみにさらに大きく広げようではありませんか。