宣言

第75回愛知県中央メーデー宣言

2004年5月1日

第75回愛知県中央メーデー

   

 

 

 私たちは本日、たたかうメーデーの歴史と伝統を受けつぎ「働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう」のスローガンをかかげ「自衛隊はイラクから即時撤退せよ」「年金改悪・大増税反対」「雇用・くらし・いのちを守れ」の固い決意のもと、第75回愛知県中央メーデーを大きく成功させました。

 

 労働者・県民のみなさん!

 米英軍による主権侵害、内政干渉の侵略戦争に抗し、いまイラク全土で占領軍への激しい抵抗が起きています。わずか1週間で女性や子どもを含む住民約600人を殺害するなど無差別な攻撃をおこなっている米軍の占領を支持、協力し続ける日本への不信と怒りは急速に広がっています。力任せの占領政策がイラクの民主化に何ら役割を果たさないことは明白です。

 イラクからの自衛隊即時撤退とともに、主権をイラクに戻し、国連主導の復興をすすめることを強く求めます。また、「国民保護法・米軍支援法」案など、国民を戦争に総動員しようとする有事関連7法案や、「教育基本法」改悪にも断固として反対します。

 

 小泉自公内閣は、大銀行や大企業に手厚い保護を加える一方で、課税最低限の引き下げ、定率減税の縮減・廃止など庶民大増税を強行、労働者・国民に更なる負担増を押しつけ。さらに、この通常国会で年金額のいっそうの引き下げと課税強化、約1.4倍もの保険料の引き上げ、企業の保険料負担を免除する消費税大増税など強行しようとしています。社会的弱者や労働者からとれるだけとろうという大収奪を許すわけにはいきません。私たちは、社会保障の大改悪、大増税路線に断固反対します。

 

 労働者・県民のみなさん!

 日本国憲法を真っ向から蹂躙し、戦争推進、大企業本位、国民切りすての小泉自公政権を国民の世論と運動で包囲し「国民・住民が主人公」のあたりまえの政治に転換させましょう。リストラ・人減らしや、一方的な下請け単価の切り下げなど大企業の横暴をやめさせ、青年の雇用拡大など社会的責任を果たさせましょう。すべての労働者の賃上げで景気を回復させましょう。

 あらゆる差別をなくし、誰もが人間らしく働き、安心して生きることのできる社会の実現にむけて、ともに力をあわせましょう。

 第75回メーデーの成功を力に、世界の労働者と連帯し、要求の実現へ、意気高く前進しましょう。

 働くものの団結万歳。第75回メーデー万歳!


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