声明

愛知県知事選挙の結果について

2007年2月4日

革新県政の会

   

 

 

 2月4日投票の愛知県知事選挙で、革新県政の会が擁立した、あべ精六候補は、県民のみなさんの熱く、大きなご支援をいただきましたが、当選を果たすことができませんでした。あべ候補当選に力を尽くしていただいたみなさんに心からのお礼を申し上げます。期待にそう結果を出せなかったことは非常に残念ではありますが、今後いっそう県民要求実現と、県政改革に全力をあげてまいります。

 選挙では、増税と負担増を庶民に押し付ける自公政権の悪政から、くらしを守る防波堤の県政を実現するかどうかが大きく問われました。

 あべ候補と革新県政の会は、「増税、県民負担増に反対」と主張し、憲法をくらしに生かし、「介護・医療・国保・障害者福祉の負担軽減を」「子どもの医療費を中学校卒業まで通院、入院ともに無料化」「小・中学校の30人学級の実現・私学助成拡大」「改憲に反対し、九条を守り、基地強化に反対しよう」など、くらしにかかわる政策を掲げ、運動を進めました。選挙戦のなかでも、県民のみなさんの願いに耳を傾け、「子育て政策」を立案、発表、ホワイトカラーエクゼンプションの中止を申し入れました。トヨタなど大企業が主導する名古屋駅前の巨大ビル建設に巨額の県民の血税が投入されていることなど、大企業・大型公共事業優先の施策が、県民のくらしや福祉を犠牲にして行われていることを明らかにし、その転換を訴えつづけました。そして、多くの県民のみなさんから沢山の共感をいただき、「オール与党」県政ノーの流れをつくりだしてきました。

 労働運動47年間、働く人たちと苦楽をともにし、いまも愛労連労働相談センター所長として、働く人たちの苦しみの解決に奔走している、あべ候補の訴えは、「庶民の目線で語り、話し合える人」「誠実で、私たちの苦労が分かる人」と、人間的共感も広げました。

 あべ候補と革新県政の会の、この政策と運動、そして世論は、選挙前から現職の神田真秋氏に子どもの医療無料制度の対象年齢の引き上げを言明させるなど、大きな力を発揮しました。

 今回の知事選にあたって革新県政の会は、石田芳弘氏との共同の可能性を誠実に追求しましたが、民主党などの妨害で実現しませんでした。選挙戦の論戦を通じ、神田氏、石田氏ともに、これまでの「オール与党」県政の継続、継承者であり、県民のくらしが大切にされる県政への転換は、あべ候補勝利によってこそもたらされると訴えてきました。

 共同の探求の中、私たちの、あべ候補擁立は遅れましたが、それを取り戻すため会は全力をあげました。しかし、革新県政の会に結集する力をすべて発揮し、全有権者規模で政策を届け、支持を獲得するに至らず、今回の結果となりました。

 私たちは、今回のたたかいを教訓にし、県民の共同をいっそう広げ、選挙戦で掲げてきた公約、政策の実現に全力をあげるものです。

以上


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