NO.257

1999年9月30日


〒456−0006 名古屋市熱田区沢下町8−18 労働会館第2ビル

発行責任者 見崎徳弘


県下88自治体キャラバンに参加しよう!(10月18日〜22日)

自分の住む自治体に

介護保険改善に向けて要求運動を!

 10月18日から始まる自治体キャラバンは、介護保険制度の発足を半年前に控え、各自治体が実施主体となる介護保険の改善運動をとりくむにあたって大変重要です。自分が住む自治体の保険料や、ヘルパーや介護施設が足りているのか、介護保険がどう運営されていくのか、まだまだ知られていないのが実態です。

 このキャラバンに参加して、自治体の介護保険の施策を聞いてきましょう。それをきっかけに、みんなで学習し、気軽に受けることができる介護保険や自治体独自の高齢者保険福祉計画を知らせる運動にしていきましょう。

 40歳以上のすべての国民は保険料を強制的に取られるのです。保険料を払っても介護が受けられないことのないように要求運動をしていきましょう。


住民が主人公の流れ、さらに大きく

〜第3回住民が主人公の地方自治をすすめる交流集会に170人〜

 産業貿易館で開催した「第3回住民が主人公の地方自治をすすめる交流集会」には 170人が参加しました。

 集会では、画期的な前進をかちとった県知事選挙や、第3次行革・補助金カット反対の運動に示された「住民が主人公」の流れ、共同の前進を、地域で、県段階でさらに大きく、と強調されました。@公的介護保障制度の充実や子育て支援のとりくみ、30人学級の実現など、だれでも安心して暮らし続けることのできる地域をつくろう。Aアメリカの引き起こす戦争に協力せず、平和行政を積極的にすすめる自治体をめざそう。B住民の要求をかかげて予算に反映させる運動をすすめよう、と申し合わせました。 


運輸一般・福保労で組合結成続く

2ヶ月で4組合 

 定期大会を前後して、未組織職場の組織化で前進しています。昨年度は20の新しい労働組合が結成されましたが、2000年度に入ってからすでに4つの労働組合が結成されています。

 福祉保育労めいほく共同作業所分会が8月26日に8名で結成されたのを皮切りに、運輸一般南部地域支部大西運輸分会が9月10日に7名で、運輸一般南部地域支部峰商店分会が9月11日に26名で、運輸一般中部生コン支部鈴鉦運輸分会が9月12日に6名で結成されました。運輸一般は3日連続で新規結成となりましたが、3つとも会社側が組合を認知せず、脱退工作などの切り崩しをはかってきています。

 福祉保育労めいほく共同作業所分会長の佐藤悦弘さんは、「これまで職員は仲間の発達や生活を保障するために献身的な努力をおこなってきました。しかし、『休憩時間がとれない』『夕方の残業がたいへん』『体調が悪いが体制のことを考えると…』など職員の健康を脅かす事態が出てきました。そうした中、『これではよい実践はできないし、仲間ともいきいき接することもできない』『職員1人1人が明るく元気に働きつづけられるようにしたい』と組合を結成しました」と語っています。


国鉄闘争に連帯!映画と集会にあなたもご参加を

いま雇用・人権を問う

 謀略的に列車を転覆させ、「アカの仕業」とした松川事件は、組合役員を中心に国鉄マン10人が逮捕され投獄された。ちょうど50年前の1949年のことだ。 被告にされた彼らは牢獄の中から完全と立ち上がり、これに呼応し「国家と警察権力の非道を許すな」と弁護士や労働者が、文化人や学者が、怒濤のように連帯と闘いの輪が広がった。国民的な闘いで14年後の1963年「全員無罪」をみごとに勝ち取った。

 時はさらに上って、1987年、政府は国鉄の分割・民営化を強行した。「労働組合の違いによって採用差別はしない」「ひとりも路頭に迷わせない」と当時の内閣総理大臣は公言した。にもかかわらず、1047名の国労・全動労の組合員は解雇され、13年間「解雇撤回、職場復帰を」と闘っている。そればかりではない。採用された国労・全動労の組合員は本職には就かされず、ありとあらゆる差別と人権侵害・罵倒が繰り返された。そして今、すべての労働者に向けられたリストラ・行革の進行で一方的な解雇・出向・配転・賃金カットの数々。大増税と福祉・医療・年金の大改悪で「いのちとくらし」が切りつめられている。その上「憲法と戦争法の強行」今まさに国民の共同とたたかう条件が広がっている。雇用と人権を守るために連帯!


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