NO.265

2000年3月6日


〒456−0006 名古屋市熱田区沢下町8−18 労働会館第2ビル

発行責任者 見崎徳弘


   2000年国民春闘スタート!

愛労連・交運部会が自動車パレード

20月20日、市民にアピール

 小雨が降る中、名古屋市港区の稲永埠頭に200名の労働者と120台のトラック、タクシー、乗用車が集結し、名古屋地区での愛労連交運部会主催の自動車パレードが開催されました。あいにくの雨模様となったため、車体が濡れてガムテープが使えないため、用意した横断幕などの装飾物も十分に使えず、悪戦苦闘でした。今年は乗用車にマグネット式天井小旗も用意し、工夫を凝らしました。

 行進は、これまでとコースを大きく変え、人通りの多い名古屋駅前を通るアピール度の高いコースで実施しました。行進中は、親子で家から飛び出してきて声援を送ってくれたり、横に並んだ車がスローガンをまじまじと眺める姿もあり、社会的に大きくアピールできました。

 愛知県財政は、長年全国一の工業出荷額を誇りながら、赤字財政にあえぎ、その上愛知万博や中部国際空港問題など、環境と財政を圧迫する大型公共投資に奔走しています。 特に愛知万博問題では3月中旬から県民投票条例を求める運動もおこなわれ、春闘の大きな課題ともなっています。規制緩和と不況が長期化するなかで、多発する重大事故の根本的解決に向け、この春闘で「安全」を求めてたたかう意気込みを確認しました。

 


第36期地労委労働者委員を勝ち取るために

地労委民主化会議・総会で方針を確認

 地労委の労働者委員7名を10年間も連合に独占させていた愛知県に対し、昨年5月名地裁は「労働組合の実態を踏まえた多様な構成」「選任基準の公表」を迫りました。

 しかし県は、基準も作らず昨年12月第35期任命でも連合独占を強行しました。

 地労委にかかる事件は、圧倒的に非・反連合が多い(99年連合系0)にもかかわらず、この任命は判決と労働者の信頼を裏切るものです。

 地労委民主化会議は、2月22日、第8回総会で今後の方針を次のように決めました。

 

新たな訴訟を起こさず、判決を活用し36期には必ず、委員を勝ち取る。

2.委員候補者に引き続き、阿部・田中両氏を推薦する。(任期中の補充あり得る)

3.地労委申し立て組合に積極的に支援する。

4.早い命令をとるために、地労委の運営の改善を求めていく。

5.連合だけが労働組合という県の差別労働行政の実態を洗い直し、県に改善を求めていく。


補助金カット反対で座り込み、デモ

 障害者団体、社保協、愛労連など、500名は、愛知県庁前で本会議開催中の2月29日、「万博・空港の推進で県民の暮らしを犠牲にするな」と早朝からの宣伝行動、署名提出、座り込み、デモなど半日行動を行いました。

 愛知県は今年度、県職員の給与カット、私学助成や暮らし・福祉の分野での補助金15%カットをおこないました。来年度も賃金・補助金カットの継続や福祉医療の制限、寝たきり老人手当の廃止など強行しようとしています。

 昼休みには名城小公園で集会を開き県庁までデモ行進しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


日立争議3月解決めざし、総決起を

【愛知争議団ニュースNO. 2】

  日立争議(茨城、東京、愛知8件81名)解決のため、昨年3月共同要求を会社に提出。それ以降中労委にて和解交渉が進められています。この交渉の場で

会社側は、「3月に解決したい」と希望。争議団、全国支援連(準)もこれを受け、3月解決の決意を固めました。たった1回の残業拒否で解雇され、32年間も不屈にたたかい続けている田中争議を含め、20数年にわたる活動家に対する差別、男女差別、関連会社の差別などの撤回要求は多岐にわたっています。これら諸要求解決のためには、全力をあげなければと決意を新たにしています。最終盤にあたりいっそうのご支援を!中央支援連は(準)は下記行動を提起。

  • 本社要請行動−3月1、8,9,13,16,21,22,27,29,31日

  • 中労委和解交渉−3月9, 16,22日


3月 8日10:30〜 HBS本社要請 13:30〜 本社要請行動

3月22日10:00〜 本社要請  14:30〜 中労委和解交渉

 ■集合7:30 名古屋駅新幹線改札口 ■参加要請 10名

組合結成したら、賃金が半分に!

こんなデタラメ許せない

裁判闘争に立ち上がった丸八商運分会を支援しよう!  

 2月29日、愛知争議団例会に建交労尾張分会・恩田副分会長から訴えがありました。

「私たちは丸八商運(株)名古屋営業所で働く労働者です。仕事は京都−名古屋間の貨物運送です。98年10月、職場の労働条件改善を求めて、5人全員で労働組合を結成しました。勤務時間は午前6時30分始業、3時間の休憩を挟んで、午後8時30分の1日11時間労働です。会社は労働組合を敵視し、「組合員がやめるまで給料を引き下げる」と何の説明もなく、一方的に賃金を昨年3月から2万円引き下げ、今では半分にされました。私でいえば30万から15万円にされました。組合員の中には、8万円の家賃を払って7万円で生活という全く悲惨な状況の人もいます。会社はさらに、組合員の仕事を奪うためにバイトをいれるという異常さです。私たちは「就業規則、賃金規定を明確にせよ」と追求していますが、会社はまともに応えようとしません。ガマンも限界で、本日名古屋地裁に賃金差額の支給を求めて提訴しました。」

 

●第1回裁判  とき:3月7日 午後1時10分から  ところ:名古屋地裁11階


←INDEXに戻る
←TOPに戻る