NO.317

2003年10月29日


〒456−0006 名古屋市熱田区沢下町8−18 労働会館第2ビル

発行責任者 榑松 佐一


賃下げ・首切り許すな、国政転換を

全県労働者決起集会に1500人が参加

 愛労連や自治労連、愛知国公、愛知公務共闘、愛知春闘共闘委員会は10月24日、名古屋市中区の若宮大通公園で「10.24賃下げ・首切り許すな、国政転換、全県労働者決起集会」を開催し、豊橋や江南など県下各地からバスで駆けつける組合など1500人が参加しました。

 集会は勇壮な開幕太鼓で始まり、主催者あいさつにたった愛労連の見崎徳弘議長は「昨年の公務員給与本体に手を着けたマイナス人勧によって民間の賃下げの嵐がさらに強まったことはトヨタのベアゼロに現れている。背景には大企業を肥え太らせる小泉内閣の構造改革があり、さらに年金大改悪と消費税増税を押しつけようとしている」「もうガマンはできない。確定闘争と一時金闘争を職場からしっかりたたかい、総選挙ではすべての組合員が投票所に足を運んで国政を転換しよう」と訴えました。

 集会後、参加者は栄交差点まで元気よくデモ行進しました。


小泉悪政ストップ、福祉を守ろう

福祉予算削るな県民集会に800人

 「保育士をもっと増やして」「いのちを育む保育園給食を守ろう」。10月26日、名古屋市中区の白川公園で開かれた「福祉予算削るな!福祉を金もうけにするな!10.26愛知県民集会」には800人が参加しさまざまなプラカードやデコレーションでいっぱいです。主催は保育園や福祉施設、労働組合などによる同集会実行委員会によるものです。

 主催者にあいさつに立った小川春水実行委員長は、「小泉構造改革のもとで福祉や保育が後退させられている。悪政をやめさせ現行の福祉水準を守ろう」と訴えました。

 集会後、参加者は、買い物客でにぎわう同区の栄までパレードをくり広げました。


解散・総選挙にあたってのアピール

「年金改悪・消費税増税ノー、守ろう平和憲法」の声をひろげ、必ず投票に行こう

 総選挙は11月9日投票で決戦の火ぶたが切って落とされました。

 今度の選挙は、私たちと日本の未来にとって決定的に重要な選挙になります。「構造改革」を旗印とする小泉内閣が、財界・大企業のリストラ支援、中小企業つぶし、賃下げと失業の容認、「働くルール」や医療制度の連続改悪などにつづいて、今度は「年金大改悪、消費税大増税」をくわだて、いっそうの「痛み」を押しつけようとしているからです。

 平和や外交の問題でも日本の未来がかかった選挙です。これまで小泉内閣は、世界の世論が強く反対したアメリカのイラク攻撃にいち早く支持を表明し、アメリカの戦争に自衛隊と国民を動員する有事3法案を通し、戦闘状態が続くイラクに自衛隊を派兵する特措法も強行しましたが、今度は憲法・教育基本法の「改正」を正面から打ち出すなど、国の未来を誤らせる対米追随のタカ派路線を突っ走っています。

 組合員のみなさん。こんな悪政はもう終わらせなければなりません。小泉内閣と自公保の3与党にきっぱりとした審判を下そうではありませんか。

 組合員のみなさん。今度の総選挙は「政権選択」「マニフェスト(政権公約)」などということがマスコミにもてはやされ、選択肢は「小泉・自公保政権か、菅・小沢連合か」といった報道が目立ちますが、みなさんはどう思いますか。

 新民主党のマニフェストを見ると、「年金財源に消費税」(重点公約骨子)「衆院比例定数80議席削減」「『不磨の大典』とせず、憲法論議で『論憲』から『創憲』へ」(政権公約要旨)など、基本政策で小泉内閣の「改革」・改憲政治と競い合う感さえあります。先の国会で有事3法案が国会議員の8割の賛成で可決された事実や、10年前、「非自民」を掲げて登場した細川連立内閣が消費税増税をくわだて、コメ輸入自由化や小選挙区制導入を強行したあげく、金権腐敗・佐川急便疑惑で自壊した歴史、日本経団連が新民主党にも献金をいう背景など、よく考える必要があるのではないでしょうか。

 私たちの願いは、財界・大企業とアメリカべったりの自民党型の悪政を根本から転換し、国民が主人公の政治を実現することです。

 「リストラ・賃下げをやめ、働くルールを確立せよ」、「年金改悪・消費税増税ノー」(世界第2位の軍事費や無駄な大型公共事業を削り、国民の暮らしと福祉に回せ)、「アメリカいいなりの自衛隊派兵や憲法改悪をやめよ」など、要求は切実です。総選挙ではこの要求に応えて奮闘する勢力を伸ばす必要があるのではないでしょうか。

 組合員のみなさん。全労連・愛労連がすすめている「年金改悪・消費税大増税ノー」の署名や「守ろう平和憲法」の声をひろげ、「国民が主人公」の政治への転換をもっと多くの労働者・国民の願いとし、世論としましょう。

 あきらめからは何も生まれません。「政治には期待できない」として棄権する人もいますが、それは小泉政治への白紙委任。延命に手をかすことになります。どうしたらよいか、職場でも地域でも家庭でも話し合い、11月9日には必ず投票に行きましょう。

愛知県労働組合総連合


愛知争議団ニュースNO.35
NTTリストラ

みんなの力をもらったスクラムフェスタ

 初めての人が殆どやなぁ。ぼんやり見ていると突然開演のブザーが鳴った。10月10日に千種文化小劇場で開催されたNTTリストラ裁判提訴1周年記念うたごえの夕べ2003スクラムフェスタは快調に滑り出した。

 「文化で支える一夜です、どうぞお楽しみください。誰もが人間らしく働く未来を拓くたたかいにご支援を」、実行委員長の佐藤貴美子さんの言葉が胸にしみる。愛知争議団の原告や代表の決意表明が会場に響き渡る。その凛とした姿に思わず姿勢を正した。日ごろは支援の訴えや挨拶に走り回っているが、時には空回りしているのでは、と思うときもある。しかし一堂に会し、思いも辛さも共有し、笑いあり共感あり、素晴らしい演奏あり、いつの間にか心がなごやかになっている。そして頑張ろうという気持ちはむしろ強くなっている。参加していただいたみなさんの力をもらったようで、「文化の力」を強調した実行委員のみなさんの話がうなづけた。

 ありがとうございました。NTTリストラ裁判愛知原告団は、愛知争議団の皆さんと連体し、ともに闘いぬく決意を新たにしています。

(NTTリストラ裁判愛知原告団 南 好孝)

全港湾ダイコー争議、本社前で座り込み行動

仲間からの励まし、支援の輪ひろがる

 ダイコー闘争支援共闘は、10月6日から10日にダイコー本社前で座り込み行動にとりくみましたが、多くのみなさんにご参加いただきありがとうございました。

 海部郡飛島村大宝の西尾張中央道沿いにあるダイコー本社前で、5日間連続の座り込み行動に延べ68名の方から参加・ご支援をいただきました。7月におこなった第1回に比べ参加者も増え、30を超える団体からダイコーに要請をおこなっていただきました。

 前回は玄関にカギをかけ、要請をシャットアウトしていたダイコーが、今回の座り込み行動では、要請団の入室を拒みませんでした。山中部長は「弁護士を通じて和解も検討している」「これまでとあんたたちへの対応も変わっているだろう」と変化を強調していました。しかし、具体的な和解案までは出ていませんし、ダイコーは依然として全港湾と直接の話し合いを拒否し続けています。

 座り込み期間中は、西尾張中央道を走るたくさんのトラックや海コンドライバーが手を振ったりクラクションを鳴らしたりして励ましてくれました。支援の輪が確実に広がりつつあることを肌で感じた楽しい5日間でした。

 1日も早い職場復帰をめざして全力を尽くしますので、引き続きご支援をお願いします。

(全港湾名古屋支部ダイコー分会 千葉 強)


  PDFバージョン(876KB)

←INDEXに戻る

安い! 充実、すぐれたサポート体制! 必要なハード構成を自由にカスタマイズ! 愛労連事務局でもパソコンはDELLを導入しています。 ご購入の検討は下記より

デルキャンペーン1_400x100

←TOPに戻る