組合員のみなさん
愛労連は先日開催した第1回評議員会で、目前に迫った総選挙に当たり、多数による横暴の限りをつくす森・自公保政治に終止符をうち、国民が主人公の民主的政治への転換をめざす「総選挙闘争方針」を確立するとともに、組織の総力をあげて奮闘する決意をかためました。
みなさん
日本の戦後史のなかでも、今日ほど国の政治と地方自治体のあり方がストレートに労働者・国民を犠牲にし、しかも強引な手法で大手銀行やゼネコンなど財界への奉仕をつづけた例がかつてあったでしょうか。
350万人に達した失業者、2万件を超える中小企業の倒産、卒業しても仕事に就けない32万人の新卒者、後を絶たない官僚や警察の汚職・腐敗・不祥事、3万2千人に及ぶ自殺者、耳を疑うような少年犯罪の続発、国民の8割が生活不安を訴える現状とともに、社会のゆがみも極限に来ています。
また、戦争法や盗聴法の強行、「憲法調査会」設置や日の丸が国会議場に掲げられる状況、「日本は天皇を中心にした神の国」との首相発言など、平和憲法や民主主義の問題もかつてない危機に直面しています。
しかし、みなさん
私たちは、これまで国政では、女子保護規定撤廃や労基法改悪など労働諸法制の連続改悪、年金・医療・社会保障制度の連続改悪、雇用(失業)保険法改悪や「リストラ関連法案」強行反対のたたかいで、また県政では「2005年愛知万博」開催の是非をめぐる県民署名や補助金カット反対の共同の広がりなどで、国政・県政の転換を求める世論が大きな流れになっていることを実感してきました。
2000年春闘でも私たちは、大幅賃上げ・底上げ要求や労働時間短縮・雇用創出で奮闘、とくにリストラ・首切り攻撃とのたたかいでは、身勝手な金融機関や背景資本とたたかって木村刃物や第2菱名争議で勝利し、IBMや愛知機械のとりくみでも要求の前進と職場の大きな変化をつくりだしてきました。
組合員のみなさん
いよいよ解散・総選挙です。政治を変えることで職場を変え、要求を実現する歴史的な瞬間を迎えました。
愛労連は、これまでも要求の一致点で共同してきた政党の躍進と、自自公・自公保政権と対決する野党の「共同」に大きな期待を表明するとともに、すべての職場から政治論議を巻き起こし、できるかぎり多くの組合員が、悪政退治と要求実現の総選挙闘争に決起されるよう、心から訴えます。
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