愛労連青年協第10回定期総会アピール

平和で豊かな21世紀をつくるために

すべての青年と手をつなぎ仲間の輪をひろげ

愛労連青年協をみんなの力で強く大きくしよう!

1999年10月23日

愛知県労働組合総連合青年協議会

第10回定期総会


 「いつ首を切られるかわからない不安の中、きつい残業や勤務にも耐えています」「今の給料では貯金もできないし、親の援助なしでは生活できない」「子供をつくりたいけど、そんな経済的な余裕はどこにもない」「病気になったとき、働けなくなったとき…。そんなときに生活できるのかとても不安です。もっと国が保障してほしい」

 

 いま、青年をとりまく暮らしや雇用・労働をめぐる状況は、ますます深刻になっています。史上最高の失業率をカウントしている中で青年層の失業率は、約10%にも及ぶと言われています。高校生や大学生のすさまじい就職難、相次ぐ中小企業の倒産、大企業での人格をも無視したリストラ、公務員労働者への強まる攻撃など、21世紀を生きていく見通しさえ持ちにくくなっています。

 また、先の国会でも「自自公」連立によってこれまでに歴代自民党政府がやりたくてもやれなかった悪法が次々と通され、さらに秋の臨時国会では、中小企業の倒産・経営破綻を一層深刻にさせる「中小企業基本法」「民事再生法」の改悪をはじめ、年金と医療改悪・消費税増税など、さらなる労働者・国民への攻撃がかけられようとしています。

 

 こうしたもとで、暮らし・雇用・未来への不安を「何とかしたい」という想いが青年の中にも渦巻き、全国で労働相談の扉をたたき労働組合結成に立ち上がる青年たち、就職難の解決を求めて立ちあがる学生たちが多くいます。

 私たち愛労連青年協の中でも、きずなや福保労が「自分たちの要求を自分たちで実現しよう」と青年部を結成し、対話や交流と同時に学習することを位置づけて仲間づくりの活動をひろげています。JMIU愛知地本青年部では「仕事に挑戦」「遊びに挑戦」「学習に挑戦」という3つの目標を掲げ、職場や仕事に自らが主体的に関わることで、職場を守り変えていこうと活動を開始しています。私たちは、こうした青年の想いと新しい力に確信を持ち、すべての青年たちを視野に入れた運動を展開し、職場や社会を変えていける力をつけていかなければなりません。

 

 隣にいる青年が抱く疑問や矛盾に対し、ともに学び解決していくこと、ともに成長していくことからはじめ、ともに行動する仲間へと発展させることが、私たち労働組合の仲間づくりです。 21世紀を担うのは私たち青年です。人間らしく生き働ける職場と社会を実現するために、愛労連青年協とそれぞれの青年部がもっと大きく強くなり、要求を担える青年組織となるためにともに奮闘しましょう。


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