はたらく仲間のみなさん! いま全国の職場・地域で21世紀最初の春闘がたたかわれており、昨日は多くの企業で賃上げ回答も示されました。しかしその内容は、上場企業全体の経常利益が前年に比べて24.5%も増加している(日経新聞しらべ)にもかかわらず、労働者の生活の苦しさをまったく無視した超低額回答です。史上最高とも言える利益を上げながら、長引く不況を口実に労働者にさらなる犠牲を押しつける大企業に、労働者の怒りが拡がっています。
そもそも、今日の不況の最大原因は消費税の増税、医療・年金の改悪、乱暴なリストラによる失業者の増大などであり、個人消費を凍りつかせた政治と大企業の横暴にあります。したがって、景気回復・日本経済の活性化のためには消費税をせめて3%に戻すこと、社会保障の改悪をやめること、リストラではなく労働者の賃金を上げて個人消費を拡大することなどが不可欠です。こうした社会的正義に逆行する超低額の回答やリストラ「合理化」、悪政の強行を私たちは断じて許しません。
仲間のみなさん! 過去最悪の失業率、家計所得と個人消費の落ち込みに加え、KSD疑惑、機密費問題、アメリカ原子力潜水艦の衝突事件など、国民を踏みつけにするでたらめな政治に国民の怒りがひろがっています。また、万博や空港、徳山ダムには巨額の税金をつぎ込みながら、県民・市民の福祉や教育を切り捨てる「オール与党」の県政・名古屋市政にも住民の怒りが高まっています。森自公保内閣や住民無視の県政・名古屋市政は、一日も早くやめてもらおうではありませんか。
本日、愛労連・愛知国民春闘共闘に結集する私たち労働者は、全国180万人の仲間とともに、すべての労働者の賃上げ、不払い・サービス残業根絶で雇用の拡大、解雇規制法の制定、消費税減税など、切実な春闘要求の実現と悪政糾弾などをめざして、全国統一行動に立ち上がりました。ひきつづく3月末から4月は、春闘と市長選挙の決戦のときであり、森自公保内閣を退陣に追い込むチャンスの時です。すべての労働者・国民との共同を拡げ、春闘と名古屋市長選挙勝利、悪政の糾弾、政治の革新へ向けて、ひきつづき全力で奮闘しましょう。
以 上