米占領軍とシーア派の衝突で始まった戦闘行動は、米軍が戦車、武装ヘリを投入し、戦闘地域も全土に拡大したことが報道されるなか、4月8日、イラクで日本の民間人3人が誘拐・拘束される事件が発生した。
「サラヤ・アル・ムジャヒディン」と名乗る犯行グループの要求ビデオが公開された。それによると犯行グループは「自衛隊の撤退を要求し、受けいられないときには3人を殺害する」と伝えている。
拘束された人の中には、全労連加盟の北海道医労連組合員の家族が含まれているとのこと。愛労連は何があろうとも民間人を人質にして脅迫するという行為を絶対に許すことはできないし、この蛮行を厳しく糾弾する。同時に日本政府として拘束された3人の「安全と解放」のために全力を尽くすことを強く求めるものである。 もともと米英による軍事占領とそれに協力した日本政府・自衛隊派兵によってこうした事態は危惧されていたが、深刻な事態を現実に招くこととなった。
愛労連は、自衛隊をただちに撤退させることを政府に要求するものである。
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