愛労連第23回定期大会での愛労連議長あいさつ(骨子)

 今は、時代の大きな変わり目である。今日の大会では、歴史の大きな転換点の中で、10年たった全労連・愛労連の運動の実績の上に立ち今後、職場と地域にしっかりと根を張った運動を築くにはどうしたらいいか、しっかり議論してほしい。

 この1年は、リストラの嵐とのたたかいだったた。日産・三菱自動車など国際的再編がすすみ、愛知の花形産業の自動車も先が見えない状況だ。銀行や証券、流通サービスも同様だ。農水省が自殺の名所といわれるほど公務員労働者も厳しい。 大会では、こうゆう情勢の中で1年間たたかってきた運動の教訓を出し合ってほしい。

 自殺未遂を含めれば、32万人が自らの命を断つというこの異常な社会現象。依然と高い失業率や倒産、非行・不登校の問題など、自民党政治の末期症状だ。

 要求実現は様々な要因で、実現できなかったが共同の構えは前進した。労働者の生活を変えることはもちろん、大きな共同の中で社会の仕組みを変える労働運動が必要な時期にきている。

 雇用形態の変化や労働組合運動の影響力の弱まりの中で組織率が低下してきている。しかし組織化の客観的条件は広がっている。組織を拡大し影響力のある愛労連に。

 万博、補助金カット反対では市民運動と共同し、労働組合の運動の質と量を広げた取り組みとなった。

 最後に岡崎市長選挙や来年の名古屋市長選挙清洲町長選挙など革新民主の自治体建設に力を注ぎたい。この大会方針を豊かにするために議論を尽くしてほしい。

愛労連  阿部 精六 議長


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