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愛労連2001年度総括と2002年度運動方針 | |
2001年7月8日 愛労連第25回定期大会 | |
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T.2001年度の主なたたかいの総括 | |
20世紀から21世紀にまたがったこの一年、全労連・愛労連とその仲間たちは、自公保連立与党の悪政と大企業によるリストラ「合理化」の嵐が吹き荒れるなかで、労働者と国民の利益を守り、「人間らしく生き働ける職場と社会」をめざして闘ってきました。 成果・業績主義賃金の拡大と総額人件費抑制をかかげて春闘解体をねらう資本の攻撃に、すべての労働者の賃金底上げ・最低賃金闘争を対置して社会的に切り結んだ賃金闘争、過労死を生みだす異常な長時間・過密労働を告発し、政府に「サービス残業改善」通達を出させた「はたらくルール」確立のたたかい、森首相をついに辞任に追い込んだ政治・国会闘争、税金の使い方を改めさせ、住民が主人公の地方自治体をつくるたたかい、国鉄闘争をはじめとする争議支援など、つねに労働者・国民の先頭に立ち、労働者・県民の信頼を深めてきました。 このなかでうれしいニュースも手にしました。最高裁での敗訴を乗り越えて闘い抜いた田中さんを含め、みんなで祝った日立争議の一括勝利解決。愛労連の労働相談から始まり、100名を超える労働組合をつくって未払い賃金の立て替え払いを勝ち取った全国一般ヒット通商支部の青年たち。国の責任を認め、「公害差し止め」を命じた名古屋南部大気汚染公害訴訟(あおぞら裁判)11.27判決などはその代表です。 しかし、一方で労働者と国民の生活はいっそう苦しさを増し、史上最悪の企業倒産、340万人をこす失業者など、情勢はさらに悪化しています。森首相は退陣に追い込みましたが、自民・公明を中心とする反動的な連立は残り、小泉新内閣が発足しました。その小泉新首相は「聖域なき構造改革」などと唱え、国民への痛みの強要を公言しています。憲法改悪や集団的自衛権の行使に言及するなど平和と民主主義への重大な挑戦も目立ちます。「すべての労働者・県民を視野にたたかう」愛労連の役割はますます重要です。 この一年の主なたたかいをふり返り、その到達点と課題を明らかにしながら、確かな方針を確立し、さらに運動と組織を強化することが求められています。
労働者・国民の状態悪化と劇的な自民党離れ、「共同」の可能性拡大 (1)2000年秋季年末闘争は、9月11日深夜に東海地方を襲った大豪雨が名古屋市、西枇杷島町など県内自治体に甚大な被害をもたらし、有珠山・三宅島の噴火とともに被災者・自治体の救援・復旧支援などが緊急課題となるなかで始まりました。 私たちの場合、12月のBIE総会で愛知万博の正式登録をめざす愛知県に「万博開催の是非は県民投票で」と求める31万余筆の直接請求署名にとりくんだ後でしたし、翌年4月に市長選挙を控えた名古屋市がまた、膨大な財政赤字をかかえながら万博・新空港に力を入れていることから、「無駄な公共事業より災害対策を」「税金の使い方を改めよ」の要求と世論を高めてのたたかいでした。 秋闘はまた、全国的にはNTTの営業所廃止・大幅人員削減や金融ビッグバンなどが象徴する大企業のリストラ「合理化」と中小零細企業の経営悪化、森自公保内閣の悪政、長引く消費不況と労働者・国民の状態悪化などを大きな「共同」で打開し、雇用とくらし、福祉を守るたたかいとしてとりくまれました。それは、初めて2%を切って過去最悪となった春闘結果が響いて「ベア見送り、一時金0.2月削減(=4.75月に)」とされた人事院勧告、深刻な矛盾をかかえて始まった介護保険制度、森内閣による参院選挙制度改悪(「非拘束式」名簿方式導入)や医療改悪(65歳以上の負担を定額→定率制へ)の提案など、国民の怒りが高まるなかでのたたかいでもありました。 このなかで愛労連は、官公労の賃金確定・民間の一時金闘争と併行して、@リストラ「合理化」反対・雇用拡大・生活防衛、A社会保障拡充・補助金カット反対、B万博・空港など大型イベント・公共事業の見直し、地方財政危機打開の「秋闘3大要求」を重視し、これと東海豪雨の被災者救援・災害対策を結合してとりくみました。
(2)そのうち、愛労連が運動の主な節とした「10月自治体キャラバン」、「不況打開、いのちとくらしを守る11.15あいち秋の行動デー」、全労連提唱の「11.17省庁包囲行動〜11.18中央大集会」は次のようにとりくみました。
(3)その後、国会に出された内閣不信任案は土壇場での加藤元幹事長の本会議欠席もあって否決され、以後、森内閣は「数」を頼みに悪法を強行しますが、これは自民党に自浄能力がないことを逆に鮮明にし、国民の自民党離れを劇的に進行させる結果になりました。10月の長野・田中知事の誕生と東京21区衆院補選での川田悦子氏の当選、11月19日の栃木・福田知事誕生など、いわゆる「無党派層の反乱」はその先駆けでした。
(4)この秋は、「即時退陣」要求の高まりのなかでも森内閣は居座り、労働者・国民の状態悪化もつづきました。官公労の賃金確定や民間の一時金闘争も結果だけから見ると「成果」より「落ち込み」が目立ちました。しかし、日立争議やあおぞら裁判が示すように、「闘ってこそ展望あり」です。万博・空港・豪雨災害では草の根の運動がしっかりと根づいて県・市への怒りをひろげていますし、障害者団体や社保協などの粘りづよい運動は知事に、9月に導入した福祉医療一部負担=補助金カットの「2001年度見合わせ」を決断させました。公務労組の確定闘争も、所属上部団体の枠を超えて「共同」がひろがり、闘いへの確信が深まっています。労働相談も年間500件に迫り、これを契機とする組合加入や組合結成も増えています。このままではいけない、現状を変えたいとする労働者・住民が増え、たたかう労働組合への共感も確実にひろげた秋闘、2001年春闘につながる秋闘と評価できます。
パートを含む賃金の底上げ、不払い残業根絶・働くルール確立が新たな「流れ」に (1)労働者・国民の状態悪化と全労連・春闘共闘の方針 2001年春闘は、高失業率と若者の就職難、2年続きの減収で8年前の水準にまで落ち込んだ年間収入、過労死・過労自殺の続発、2年連続3万人を超えた自殺者、未権利状態のパート・臨時の増大など、国民の状態悪化がいっそうすすむなかでたたかわれました。そごうや千代田生命の経営破綻など不況型倒産も最悪の水準に達し、大企業のリストラ=企業再編と人減らしが労働者の雇用不安・生活不安をあおるのに加えて、森内閣が労働者・国民泣かせの悪政を続け、将来不安も募るなかでのたたかいでした。 ところが財界・大企業(主要企業427社)は、不況下でも「賃下げ・リストラ効果」によって100兆円を超える内部留保を溜め込み、3月決算ではバブル期並みの増収が確実視される一方で、「国際競争力強化」のためにはこれ以上の賃上げは困難とし、9年連続のベアゼロ方針、総額人件費抑制やリストラ「合理化」の徹底を強調しました(1月「労問研報告」)。これでは労働者・国民のいっそうの生活悪化は避けられず、消費が冷え込み不況がさらに長びく「景気の悪循環」が必至です。 これに対し全労連・春闘共闘は、「不況打開の展望は、労働者・国民の家計を暖めてこそ開ける」と強調、「@パート・不安定雇用労働者の低賃金をただし、すべての労働者の賃金底上げをはかる、A世界に例を見ない不払い・サービス残業という異常な実態をただす、B大企業の横暴なリストラに歯止めをかけ、解雇規制法の制定を求める」の3点をかかげ、世論をひろく結集して政府・財界に迫っていく国民春闘を呼びかけました。そして重点課題として、@パート賃金の引き上げや最賃闘争の重視=誰でもどこでも月額15,000円、時間給100円の賃金底上げを、A「働くルール」確立、3年間で労働者の過半数の署名を集めよう、B社会保障拡充、「消費税を3%に戻せ」など国民要求実現、森自公保内閣の即時退陣などを掲げて奮闘しました。 春闘をたたかう節目の行動としては、「2.21地域・産別総行動、列島騒然全国統一行動」、「3.2官民共同霞ヶ関包囲中央行動」、「賃上げ闘争山場の3.15、ならびに4.18全国統一行動」を提起しました。
(2)本格化した「底上げ・最賃闘争」と「目に見え音に聞こえる」行動の展開 愛労連は、財界の春闘解体攻撃と不況下で低迷する賃金闘争の再構築をめざし、秋闘段階から「要求アンケート」を重視し、「賃金闘争の前進をめざす学習討論集会」(10/29)、愛知春闘共闘発足総会(11/22)、春闘一泊討論集会(12/9 〜10)などでの討議と意思統一も大切にしましたが、これは単産も同様でした。とくに愛知国公の場合、大企業の過酷なリストラ「合理化」と中小の経営困難のもとですすむ民間の賃下げ・人減らしが公務にも及び、8月の人事院勧告も2年続きで「マイナス勧告」となるなかで、「これをどう打開するか」の真剣な議論がすすみました。そして「賃金・労働条件の改善は当局交渉・職場闘争だけでは限界」「全労連のいう“すべての労働者に賃上げ”をめざし、最賃闘争に積極的にとり組もう」との意思統一が図られました。全国一般やきずなの活動のつみ上げとともに、愛労連の最賃闘争を支える貴重な学習・討議になったといえます。 こうして愛労連は1月の臨時大会で、「@すべての労働者に賃上げを、誰でもどこでも月15,000円、時給100円の賃上げを、A企業の身勝手なリストラ反対・はたらくルール確立を、B消費税減税、社会保障の改悪反対、税金の使い方を改めよ」の3大要求を確認し、森内閣打倒・名古屋市長選勝利などとも結合してたたかう方針を決定しました。そして、単産の要求とともに「パートを含む賃金の底上げと最賃闘争」「不払い・サービス残業根絶」を重点に要求闘争をすすめること、近づく名古屋市長選挙もにらみ、「万博・新空港、徳山ダムに市民の税金を使うことの是非を問う」直接請求署名も併行して成功させることを確認しました。 愛労連としての主な行動は、年明け早々の「市民投票条例」制定要求署名のほか、2月いっぱいの「最賃生活体験」や各単産1職場を目標とする「不払い残業実態調査」、連合・JCの労使交渉を「激励」するトヨタ総行動(2/12、工場門前宣伝)〜第18回トヨタシンポ(2/25)、全労連提唱後4回目となる「列島騒然2.21総行動」への地域からの一斉行動など前段のとりくみを経て、「2月中の要求提出〜3.14回答指定日、翌15日にストライキを含む全国統一行動」の日程でとりくみました。 全国から1万人が参加して霞ヶ関包囲・省庁要請を展開した「3.2中央行動」は単産ごとのとりくみとしました。また、4.18統一行動から第72回メーデー、そして5月闘争へとつづく後段では、残された未解決組合の回答引き出し・上積み交渉と併行し、最賃闘争や不払い残業根絶など重視してとりくみました。 うち、「2.21総行動」は、早朝を中心とする218駅頭・工場門前宣伝に1,100名、夜の集会・学習会(9カ所)に800名が参加したのをはじめ、繁華街宣伝や昼デモ、自治体や労基署などへの要請、労組訪問などへの参加も500名に迫り、県段階での申し入れ(県経営者協会、愛知労働局、県産業労働部、JR東海、JR東海バス)や「KSD・機密費疑惑糾弾、森首相即時退陣」を掲げての自民党県連デモとあわせて2,500名が行動、全国の仲間に呼応して「春闘本格化」をアピールしました。また、賃金闘争最大の山場となった「3.15統一行動日」には、前日、トヨタや電力など連合・JC(金属労協)大手単産に示された超低額回答やベアゼロ攻撃への抗議も込めて、通信労組、医労連3病院、建交労・鉄道本部、日本IBMがストライキで立ち上がったのをはじめ、官民の多くの職場で時間内外の集会が開かれ、夜には栄・久屋広場に1,200名が結集して「春闘・名古屋市長選挙勝利、3.15愛知総決起集会」を成功させました。
(3)賃上げ回答の全体結果と、底上げ・最賃、不払い残業根絶への重要な前進 こうして積み上げた2001年春闘は、これを賃上げに限るとたいへんきびしい結果でした。全労連データによると、春闘共闘630組合の5月末時点での加重平均は7,537円、2.27%(前年比+110円、−0.05%)、連合は5,980円、1.94%(前年比−17円、−0.02%)となっています。(6月末春闘共闘675組合加重平均7,651円、2.26%、前年比+104円増・同率) 春闘前段では、企業収益回復を背景にIMF・JC(金属労協。企業収益は24.5%増)などは前年を上回ると見られていましたが、株価急落、アメリカ経済の混迷などで経営側の巻き返しが強まり、結局は「4年連続史上最低」に抑えこまれたわけです。このなかで「業績絶好調」のトヨタでもベア600円(定昇込7,600円)。電力、NTT、松坂屋、名鉄百貨店など先行指標となる有力企業を含め大企業労組の3割がベアゼロ回答を容認(NTTは要求自体を見送った)など、「春闘解体」を深めています。産業・企業格差がひろがって春闘相場をつくりにくい上に、成果・業績主義賃金の拡大も労使交渉を形骸化し、「組合は何のためにあるのだ」など労働者の不満も高まっています。 一方、中小零細企業を多くかかえる全労連・春闘共闘では、深刻な経営危機のもとで少なくない組合にベアゼロや定期昇給カットなどの回答が示され、交渉は難航しました。とくに「規制緩和」による過当競争や荷主企業のコストダウン、「不良債権処理」を急ぐ銀行の貸し渋り・貸し剥がしに苦しむ運輸・トラック業界(建交労)などは典型的で、「ここ数年、賃上げどころか一時金が10年前の水準に戻ってしまった」仲間も多く、ギリギリの要求を背に多くの組合が5月の連休をまたいで粘りづよくたたかい、他方では労働条件と職場経営を守る労使共同の省庁要請も展開するなど、奮闘しました。全国一般が数次に渡って中小企業訪問を組み、くらしと経営をともに成り立たせる話し合いを深めたのも貴重なとりくみでした。これらの奮闘も春闘全体の否定的影響をのりこえるまでには至らず、全体としては不十分な賃上げ結果となっていますが、その頑張りは周りの労働者を励まし、明日につながる力になっています。 なお、愛知春闘共闘の登録246労組で見ると、6月26日時点で回答引出しは176組合と全体の7割、妥結・終結は138組合(56%)で、新聞・出版・広告の8〜9,000円から建交労・全港湾の2,000円まで業種間落差が大きく、「ゼロ回答」も25組合含まれて、全体の単純平均が3,733円(昨年4,078円)まで下がったのが実態です。 全体の賃上げは「史上最低を更新」でしたが、今年は運動上で重要な前進があり、「すべての労働者を視野に入れた春闘再構築」へ、新たな糸口をつかんだ春闘でした。 一つは「賃金の底上げ・パート賃金の改善」が、サービス残業根絶・解雇規制法制定要求とともにナショナルセンターの違いをこえた共通の要求課題となり、マスコミも取り上げる社会的な焦点となったこと、これと結合して最低賃金闘争前進、「はたらくルール」の確立への新たな展望を開いたことです。 愛労連も底上げ・最賃とサービス残業根絶、解雇規制法に重点を絞って春闘宣伝を展開、トヨタ総行動でも「2.21総行動」でも共感をひろげる宣伝・申し入れが出来ました。また「底上げ・最賃」をめぐっては昨年の4倍強、52名の組合員が最賃生活体験(2月)にチャレンジ、現行最賃の問題点をえぐって宣伝や労働局交渉に生かしました。県の最賃審議会にプレッシャーをかけつつ、審議会委員に女性を含む3名の推薦もおこないました。新聞折り込みチラシから事業所の時給を調べ「時給100円アップ」をアピールする活動も東三河や千種・名東労連などでとりくみ、法違反の是正、パート賃金引き上げの世論形成に貢献しました。全国一律最賃制を求める署名数が少ないなど問題はありますが、社会的な影響力をひろげるたたかいとして、さらに重視する必要があります。(「トヨタでサービス残業、労基署が是正勧告」7月5日、中日新聞) 二つは、「サービス残業根絶、はたらくルール確立」へ、大きな流れをつくったことです。愛知の場合、名古屋市長選挙と重なって「はたらくルール」署名は遅れましたが、秋〜春闘での継続的な自治体・省庁要請や全労連・日本共産党などの全国的なキャンペーンや交渉などが実って、4月には厚生労働省が「サービス残業根絶」へ向けた画期的な「4.6通達」を出しました。 これは、現状を「労働時間の把握が曖昧となり、その結果、割増賃金の未払いや過重な長時間労働の問題が生じている」と把握し、「使用者は、基準を遵守すべき」として労働時間の厳格な把握と管理を求めたものです。今後の職場闘争や労使協定に生かすとともに、これを追い風に署名も思い切ってひろげ、「ルール違反は許さない」「人間らしく働けるルールの確立を」の風を大きく吹かすことが求められます。
(4)リストラ「合理化」反対、争議支援のたたかい 春闘のなかで最近とくに大きな比重を占めるのがリストラ「合理化」との闘いであり、争議支援です。愛労連は99年に「リストラ対策委員会」を発足させ、別に「大企業ネットワーク」もつくって情報交換も深めてきましたが、産業再生法や会社分割法など政府の後押しで企業の攻撃が拡がるなかでこの一年も力を入れ、秋闘につづき「2.21総行動」など節々で当該労働者を包んで宣伝・交渉をおこなうなど、「横暴勝手なリストラ許すな!」の声をひろげました。 NTTの大「合理化」、住軽金9争議、丸八商運や板山運送の組合員排除、東海銀行の統合・合併、全港湾ダイコー分会・千葉さん解雇事件、中日本観光の廃業、ジェイアール東海バスの路線廃止、ニチメンの女子社員差別、三菱自動車大江工場閉鎖問題・・・など一つ一つの事例が規模・内容ともさまざまで、とりくみにも限界があるのが実情ですが、「連合」と比べて愛労連や関係単産・地域労連への期待は大きく、常設労働相談や愛知争議団、健康センターの活動とともに企業の勝手放題を許さない「護民官」的役割も果たしています。参院労働委員会の八田ひろ子議員との連携も貴重で、住軽金での労災事故続発問題などでの国会質問、工場視察・申し入れは職場・地域を大きく激励しました。 企業の横暴を許さないこの一連のとりくみのなかで、全国一般ヒット通商支部など、労働相談を契機に組合を作ってたたかう決意を固めた青年が愛労連に加入し、組合員を102名に増やした例も生まれました。港の労働者・民主勢力が力を結集してとりくんでいる住軽金9争議支援では、団体生命保険裁判で2月・3月にあいついで勝利判決をかちとるなど、全国の仲間を励ます成果もあげており、たたかいは前進しています。 JMIU、全国一般、きずな、建交労、銀産労、自治労連など多くの単産が、解雇や労働条件の一方的切り下げとたたかう労働者を包んで闘っているだけでなく、名中センターや港地区労、東三河労連、尾中労連など「地域の労働者は地域で守る」労連も増えており、一つ一つの争議を粘りづよく支援して信頼を深め、組織も増やしているのは重要な財産です。愛労連は結成以来、これらリストラ争議の先駆けともいえる「国鉄1,047名の解雇」撤回など多くの争議を支援してきましたが、分割民営化から15年、不屈に闘う争議団をはじめ、当事者の頑張りは逆に支援者を励ましています。一日も早い解決へ引きつづき奮闘が必要です。 なお、リストラは民間だけでなく「行革」の形で早くから官公労にも攻撃が続いていますが、最近では国家公務員の25%削減や独立行政法人化攻撃、病院・学校給食の民間委託化・パート化などに典型的な自治体リストラ、財政危機のもとでの愛知県や蒲郡市の賃金カット、県立病院での3ケタの人員削減提案など、攻撃も激しさを増しています。 これに対し私たちは国公、自治労連、医労連、愛高教など関係単産を中心に集中的にとりくみ、節々では上部団体の垣根を超えた共同、民間の仲間や住民との共同もひろげて当局を包囲、攻撃を撤回させたり歯止めをかける成果を上げています。このなかで、「職員への攻撃は住民のくらしへの攻撃と表裏一体」という認識も深まり、「税金の使い道を改めよ」の声もひろげています。この「共同」に確信を持ち、外に打って出て闘いをひろげることが重要です。
(5)国民要求実現、政治の転換をめざして 悪政・失政を重ねた森内閣の支持率がマスコミ調査で10%台に落ちこむなか、この春は「森内閣退陣」を求める「世直し春闘」としても闘われましたが、KSD汚職、機密費疑惑、米原潜「えひめ丸」衝突事件での森首相の対応など、政治の腐敗・堕落・無責任があいついで表面化するなかで自民党政治への不信が極限に達し、世論調査でも「嫌いな政党」のトップに出る状況が生まれました。 このなかで愛労連は、「2.12トヨタ総行動」「2.21総行動」はじめ春闘の節目の行動で一貫して「世直し」を訴えたほか、民主団体と共同で「緊急県民集会」(2月6日、3月6日など)も開催しました。新聞が私たちのデモ行進を写真付きで紹介するなど、注目されるとりくみでした。 その後、森内閣はマスコミの調査で支持率が8%に落ちるなかで「死に体」となって退陣、自民党総裁選挙で圧勝した小泉氏が自公保連立与党を引き継ぎ、4月末に小泉新内閣がスタートしました。 その小泉政権は、旧経世会主流の橋本元首相を破って総理総裁の座につき、田中真紀子氏を外相に起用するなどして圧倒的な支持率を保っていますが、政治姿勢と政策の基本は森内閣と変わっていません。経済、財政、行政、社会、政治など各分野での「聖域なき構造改革」を表明、20万社以上の倒産・100万人以上の新たな失業が出るという「不良債権最終処理」を急ぐというほか、民活・規制緩和を軸とした「行財政改革」の断行、社会保障の国民負担増、外交・安全保障では日米安保体制の有効な機能と有事法制の検討、首相公選制を突破口とする憲法改悪の検討など、森内閣以上に危険な本質が明らかになっています。森内閣が着手した反動的な教育「改革」や、国家権力にひたすら忠実な職員を育てる公務員制度大改悪なども、そのまま推進しようとしています。 こんな政治がやられたら、私たちの未来はたいへんです。マスコミがつくる小泉の「虚像」と「実像」の落差がはっきりすればその人気は失速し、自民党・公明党中心の国政を大きく転換することも可能です。組合員と県民にひろく訴え、7月参院選挙では私たちの要求を前進させる勢力を大きく伸ばして政治の転換を図ることが重要です。
秋闘から2001年春闘にかけて、私たちが併行してとり組んだもう一つの重要課題が名古屋市長選挙でした。オール与党に担がれて前回初当選した松原市長は国や県の「景気対策」に追随、万博、空港、徳山ダムなどの大型公共事業に湯水のように税金を使い、4年間で4,400億円も借金を増やして市債残高3兆2千億円・利払いだけでも毎日3億4千万円という大変な財政危機を招きました。そして医療・福祉などの補助金をカットし、かつて「日本一」と言われた福祉水準を大きく後退させました。この市政を再び市民の手に取り戻すたたかい、オール与党県政にも痛打を与える政治戦です。森内閣の悪政に自民支持率が急落し、長野や栃木の知事選で無党派候補がオール与党候補を破るという追い風もありました。 愛労連はこれまでも革新市政・県政の会の中心団体として「住民が主人公」の自治体建設をめざし、藤前干潟保全、知事選での影山候補押し上げ、万博の是非を問う県民投票運動などに重要な役割を果たしてきました。そして9月定期大会ではこの間の「共同」のひろがりと運動前進をふまえ、「必勝」の構えで市長選を闘うと決定、豪雨災害シンポや「万博待った!」の諸行動、「12.24市民大集会」などを経て、年明けから革新市政の会に常駐役員を派遣するなど、準備に入りました。1月15日から1ヶ月の署名=「市民の税金を万博や新空港、徳山ダムへ使うことの是非を問う」住民投票条例制定の直接請求は、いわば市長選の前哨戦でした。提起からとりくみまで期間が短く、厳寒の中での署名でしたが、市内の職場・地域で多くの組合員が受任者となって頑張り、法定必要数の2倍を超える83,367筆を集約、「万博より暮らし・福祉を」「税金の使い道を見直せ」の声をひろげました。 しかし4月22日の投票結果は、投票率が31.4%(史上2番目の低さ)と伸びず、革新市政の会も加わる「市民自治・名古屋の会」のうのていを候補の得票は10万7千票にとどまりました。6党相乗りの現職が34万票で再選され、予備校講師の牧野氏は6万4千票でした。長野で吹いた「無党派の風」は吹きませんでした(同時に行われた清洲町長選挙でも、家族の介護のために辞任した共産党員町長・大長氏のあとを受けた小山氏は届かず、民主町政の継承はなりませんでした)。 3月はじめまでの「予備選」など候補者一本化をめざす共同の努力と試行錯誤の末に、統一候補擁立の土壇場での失敗がマスコミに出て「シラケ」が拡がったのに加え、うの氏の勇気ある出馬表明で選挙体制が整ったのが3月中旬と遅れ、のちに牧野氏も立ったことで反松原票が二分された点も響きました。 うの陣営は、この混乱や立ち遅れを候補者の抜群の人柄と気迫、政策の優位性で克服、全戸配布ビラ、大演説会、車座集会、対話・支持拡大などに奮闘し、最終盤は激しく追い上げましたが勝利には届きませんでした。告示後はチラシに候補者の写真も名前も出せず、新たにパンフカーも禁止とされた「くらやみ選挙」、冷えたマスコミの扱いなども、無名のクリスチャン・うの候補の浸透を妨げました。その意味では10万7千の票は「よくとった」とも言え、宗教者などとの新たな共同や、「圧勝」を豪語した現職を追いつめた政策論戦(選挙戦後半での「敬老パス存続」「青年の雇用、30人学級は重要」などの発言)とともに、たたかいの成果です。 陣営のこの奮闘を中心で支えたのが愛労連の単産・単組や地域労連であり、組合員でした。とりわけ自治労連は名古屋ブロックを先頭に大車輪の奮闘で、東京・京都・大阪など全国からの応援オルグとともに職場・地域のたたかいを支え、うの押し上げの先頭に立ちました。学童保育支部を中心とする建交労、医労連、愛高教、福保労、年金者組合なども頑張りました。 ただ、率直に言って今回の選挙は、こうした頑張りを愛労連全体のものには出来ず、組合員の受け止めと行動には最後まで大きい落差がありました。革新市政の会や労働者連絡会への結集・集中、対話・支持拡大、カンパなどはほとんどとりくめなかった職場も残し、全体の水準も前回に比べて大きく後退しました。選挙期間の短さとは別に、保守層を含む「共同」や候補者擁立のあり方、革新市政の会の組織運営や日常活動など、今後「会」全体で検討すべき課題も多いのですが、それ以前に、市政に対する要求運動・地域運動の弱さもあり、市長選を闘うことの意義が組合員のものになっていないことが背景にあると思われます。 革新・民主の自治体建設は名古屋だけの課題ではありませんが、それだけにどの単産・地域も選挙が「要求前進の近道」であることについて改めて討議し、要求闘争と政治闘争の結合、組合と組合員の活動のあり方について真剣に検討する必要があります。
(1)「はたらくルール」を軸とする共同をひろげ、春闘再構築へ!いま、愛労連の出番 職場や地域を基礎に、秋闘、春闘、市長選とたたかってきたこの一年の到達点は、要求実現から見るときわめて不満・不十分な一年でした。賃上げや労働条件は一進一退、リストラの嵐や国民犠牲の悪政のもとで倒産と失業、不況もつづき、先行き不安も拭えていません。 しかし、追いつめられているのはむしろ政府・財界です。ゼネコン奉仕の大型公共事業に巨額の税金を投入する「景気対策」の失敗、KSD・機密費疑惑など根深い腐敗体質の露呈などで国民の自民党離れは劇的にすすみ、財界・大企業の横暴なリストラや「ルールなき資本主義」への不満は連合職場を含めて圧倒的な労働者にひろがりました。万博問題が示すように愛知県政も迷走中です。 このなかで、たたかう「共同」がかつてないひろがりを見せ、愛労連と愛労連に結集する仲間への期待が高まっています。社保協・自治労連と毎年つみ上げてきた自治体キャラバンには各市町村とも率直な懇談が出来るようになりましたし、県立病院の3桁の職員削減提案を迅速な共同行動で1桁にとどめさせた医療関係者の例でいえば、「医療ミスなくそう、看護婦増やせ」の運動をひろげる医労連に県と名古屋市の医師会が初めて懇談に応ずるなど、情勢が動いています。今もちあがっている三菱・大江工場閉鎖問題でも愛労連など主催の「6.17シンポ」が職場で大きな話題になり、労働者が「うちの組合もパネラーに」と申し入れ、執行部も検討する事態に発展しています。港でもトヨタの支配する西三河でも、過労死を心配する家族の相談を職場活動家と連携する地区労や地域労連が取り上げ、労基署が指導に入る成果をあげています。名古屋南部あおぞら裁判の原告・患者、補助金カットに苦しむ障害者団体など多くの県民が愛労連に期待し、大企業や愛知県などに向けて共同の運動をすすめています。 まさに「愛労連の出番」です。「くらしと雇用、福祉を守れ、はたらくルールの確立を」「大企業は社会的責任を果たせ」「国や県は税金の使い方を改めよ」の世論を高め、すべての労働者・県民に影響を与える運動へふみ出す条件は熟したと言わなければなりません。 その意味から、とくに今春闘の到達点は重要です。2001年春闘では「パート賃金の改善・賃金の底上げ、サービス残業根絶・雇用拡大、解雇規制を」の3要求がすべての労働団体に共通の要求となり、マスコミも取り上げ、厚生労働省も通達を出す成果がありました。「春闘再構築」の新たな可能性を開いたこの3要求を堅持し、4年つみあげた「対話・共同」と総行動をさらに発展させて、「はたらくルール」確立へみんなでとりくむ必要があります。
(2)今後の課題 ・・最後に、愛労連運動発展のために克服すべき課題にふれます
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(1)21世紀、それは新しい展望を切り開く世紀として、愛労連がどれだけ労働者・県民の共感と支持を得て、県内で多数派となっていくかが問われる世紀です。 国際的には、ヨーロッパやアメリカで労働運動が顕著に前進しています。週35時間制やパート労働者の正規労働者との均等待遇実現など、政府交渉やストライキなどで目覚しい成果をあげています。パートと女性の組織化が前進し、19年ぶりに増勢に転じたイギリスのTUC、「労働運動のルネサンス」と呼ばれる活性化と高揚を示し、増勢に転じたアメリカのAFL・CIOなど組織的前進もあります。非核平和の世界をつくろうという国際世論も高まり、核兵器廃絶が国連総会でも確認されました。 国内では、全労連と連合の2つのナショナルセンターで要求の一致が見られ、一部では共同闘争がすすんでいることが特徴です。パート賃金の改善など底上げ、企業の一方的な解雇を規制する、サービス残業の根絶という3点での共通した要求は、いまや日本の労働界全体の課題になっています。全労連が提起した「働くルール」確立の署名運動は、この要求を多くの労働者の共通のものとしていく極めて重要なとりくみとなっています。
(2)小泉政権が誕生し、支持率8割以上という結果をどう見るかが問題です。これは、自民党政治を改革すると言った小泉氏に対する期待の現れですが、それだけに、「変える」という中身をきちんとつかんで対話し、共同を広げることが大切になっています。 小泉政権は当面の最大の課題として「不良債権の早期最終処理」を掲げていますが、これは、回収可能な企業にはさらなるリストラを迫り、回収不可能な企業は倒産などに追い込むもので、試算によると、倒産企業20万以上、新たな失業者が100万人以上と言われています。社会保障切り捨て政策、消費税の増税、憲法9条の改悪、集団的自衛権行使の検討、有事立法の制定などとあわせて、小泉政権の「日本改革」は国民犠牲をさらに強めるものです。このなかで、5月の全国革新懇総会で新たに示された3つの共同目標−@日本の経済を国民本位に転換し、暮らしが豊かになる日本をめざします。A日本国憲法を生かし、自由と人権、民主主義が発展する日本をめざします。B日米安保条約をなくし、非核・非同盟・中立の平和な日本をめざします。−は今日の時点での国民・労働者の中心的要求となっています。
(3)県内では、リストラの嵐が吹き荒れています。三菱自動車大江工場の閉鎖、UFJ銀行発足に伴う、108店舗の削減と8100人の従業員削減計画、名鉄百貨店での150名の希望退職募集など、労働者を犠牲にして、さらに利益を確保しようとしています。トヨタ自動車がリストラで1900億円もコストを削減し、9722億円と史上最高の経常利益をあげながら、奥田会長が「もっと利益があってもいい。またまだ上を目指す」と言っているのは、資本の声として象徴的です。 愛知県内の労働者は321万人に対して、完全失業者は15万7千人・完全失業率4.0%、有効求人倍率は0.84と雇用情勢は依然厳しい状況です。また、パート労働者は94万人と全国のパート比率21.2%に対し、愛知県のパート比率は29.2%ときわめて高くなっています。失業率が全国平均より低いのは、パート労働者が多いためとも言える状況です。 神田愛知県政は、愛知万博、中部国際空港、伊勢湾口道路などのビッグプロジェクト、20世紀型の開発行政ばかりに熱心で、県民生活の向上に目が向いていません。松原名古屋市政も愛知県と中部財界に迎合して、住民生活向上には極めて不熱心です。住民のくらしを守り、向上させるという他方自治体本来の役割を果たせるよう、愛知県、名古屋市など各自治体に働きかけるとともに、各首長選挙で革新・民主の自治体づくりに奮闘することが求められています。
私たちをとりまく情勢は、「人間らしく生き働くルールの確立」をはじめ、私たちがこれまでに確認してきた「7つの基本目標」(第21・23回大会決定)や、それを強力にすすめる「10万人愛労連」建設の重要性を改めて強調しています。愛労連はこの間のたたかいで切りひらいてきた共同の前進や春闘再構築の方向に確信をもち、向こう一年、次の「3本柱」に力を集中します。
1.働くルールの確立をめざし、「総対話・共同」の運動を大きく広げます (1)職場と地域を基礎とするリストラ反対・雇用確保、最賃闘争、不払い(サービス)残業一掃のたたかいを、すべて「働くルール」づくりに結合させてたたかいます。
(2)「働くルール署名」は3年間で愛知の労働者の過半数をめざします。単産・地域労連は、職場と地域に影響力をもつ目標を、単組や分会ごとに議論して決定します。10月には単産と地域が協力して、県下の労働組合の過半数を直接訪ねる「いっせい労組訪問」をおこない、秋闘〜春闘を通じて持続的にとりくみます。
(3)中小事業者、中立・連合職場、パート・フリーターなどすべての労働者を対象にして運動をひろげます。
2.税金の使い方の流れを変え、社会保障拡充・国民生活擁護のたたかいに全力をあげます (1)20万件以上の中小企業倒産、100万人以上の失業者の増加を生む「不良債権処理」など、小泉流の「経済財政・骨太方針」と断固たたかい、労働者の雇用を守ります。
(2)社会保障の大改悪や消費税の増税につよく反対します。「第2の賃金」「第2の税金」でもある社会保障拡充のたたかい、消費税減税のたたかいを強めます。
(3)愛知万博の中止、新空港の見直しなど、ムダな大型公共事業をやめさせます。
3.職場・地域で要求実現のたたかいをひろげ、「10万人愛労連」にむけた組織拡大を具体化します (1)産別闘争とともに地域労連の活動を重視し、加盟組合相互の交流を深め、要求実現のために各自治体への要求や諸団体との懇談をひろげます。
(2)パートや臨時、フリーター、登録パートなど非正規雇用の労働者の組織化をすべての単産 でとり組みます。
(3)愛労連とともに全単産・地域労連が組織拡大目標をもち、「10万人愛労連」へ全力でとりくみます。
1.賃金・時短・雇用、「はたらくルール」確立 〜「国民春闘再構築」のたたかい 賃金・雇用・労働条件にかかわる職場のたたかいや愛労連のたたかいは、すべて「はたらくルール」確立に結びつけてとりくみます。
(1)不払い・サービス残業根絶、労働時間短縮、「はたらくルール」確立のたたかい
(2)リストラ反対・雇用確保、すべての争議の早期解決をめざすたたかい
(3)職場要求実現、賃金底上げ、国民春闘再構築のたたかい
2.税金の使い方の転換、社会保障拡充、国民生活擁護、政治を変えるたたかい (1)労働者の雇用とくらし、中小業者の経営を守るたたかい
(2)社会保障の拡充、消費税増税反対・3%に戻せ、国民生活擁護のたたかい
(3)平和と民主主義、地方自治の擁護、政治の民主的転換をめざすたたかい
(4)愛知県や県下自治体への要求運動を強化し、住民本位の地方政治をめざすたたかい
3. 「10万人愛労連」にむけた組織の拡大・強化のとりくみ 労働組合は「数が力」、愛労連発展のためには思い切った組織の拡大がどうしても必要です。組織率2割台、パートなど不安定雇用労働者が急増している現状を直視し、あらゆるとりくみを組織拡大と結びつけて、「10万人愛労連」への展望を切りひらくことが重要です。 職場・地域に軸足をおいた日常活動の強化や組織整備、若い組合活動家の育成など、組織強化を重視します。
(1)要求でのたたかいをひろげて組織拡大につなげます
(2)単産・地域ごとに拡大計画をはっきりさせます
(3)組織の拡大へ、計画的・持続的なとりくみをおこないます
(4)愛労連の組織と機能の強化をめざします
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<主要日程> | |
2001年 |
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7月27日 | 愛知最低賃金審議会(傍聴) |
8月 2日 | 全労連第29回評議員会(〜3日) |
8月 7日 | 原水爆禁止世界大会(〜9日。長崎) |
8月18日 | 単産・地域労連代表者会議(「働くルール署名」取り組み計画交流) |
8月25日 | 愛知健康センター第11期総会、 |
全労連東海北陸ブロック組織拡大学習交流集会(〜26日。岐阜) | |
日本母親大会(〜26日。滋賀) | |
9月 8日 | 愛労連第1回評議員会(秋期年末闘争方針の決定) |
9月14日 | 第10回サマーセミナー/全労連東海北陸ブロック青年交流集会(〜16日) |
9月22日 | 第4回住民こそ主人公の地方自治をすすめる交流集会 |
10月 3日 | 「はたらくルール」確立、総行動(過半数労組への一斉訪問) |
10月16日 | 自治体キャラバン(〜19日) |
10月23日 | 国民大集会(18時、明治公園) |
10月24日 | 中央総行動(日比谷野外音楽堂) |
11月 8日 | 全労連全国討論集会(〜10日。山中温泉) |
11月18日 | 第7回愛知「パート・臨時の元気が出る集会」 |
11月下旬 | 第19回トヨタシンポジウム |
11月25日 | 単産・地域労連代表者会議(秋闘の中間総括など) |
12月 8日 | 愛労連・愛知春闘共闘「春闘討論集会」(〜9日。予定) |
2002年 |
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1月 9日 | 愛労連2002年旗開き |
1月12日 | 新春大学習会 |
1月 | トヨタ総行動、工場門前ビラ宣伝(労問研レポート批判を兼ねて) |
1月27日 | 愛労連第26回臨時大会 |
1月 | 全労連社会保障討論集会(予定) |
2月中旬 | 全国争議総行動(予定) |
2月 | 列島騒然・全国総行動、「愛知総行動」 |
2月 | 春闘自動車パレード(名古屋、豊橋) |
3月初旬 | 国民春闘中央総行動(予定) |
3月 | ナースウェーブ(予定) |
3月 | 賃金闘争、集中回答日 〜全国統一行動日(予定) |
4月 | 愛知最賃行動 |
4月 | 財務・金融東海総行動 |
4月下旬 | 愛労連第12回地域労連研究集会 |
5月下旬 | 愛労連第2回評議員会(春闘中間総括、大会準備) |
6月 | 愛労連第4回労働組合講座 |
7月 | 愛労連第27回定期大会 |
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