愛労連2002年国民春闘方針 付属資料

賃金の底上げ・最低賃金闘争の推進について

2002年1月27日

愛労連第26回臨時大会



1.最賃・標準生計費生活体験闘争について

(1)50人近い組合員がチャレンジ

 @.最低賃金闘争の一環として、愛労連は2002年2月を体験月間として、組合員の参加を呼びかけました。これには50人近い組合員がこたえ、チャレンジすることになりました。1月24日には最賃の学習会・体験生活突入集会を開催し46人が参加しました。

 A.この「体験闘争」は、最低賃金がいかに生活できない低賃金であるかを組合員が実感するとともに、家計簿をデータ化し、地方最低賃金審議会に要求をぶつけていく重要なとりくみです。体験生活そのものは、困難さをともなうもので、途中で「挫折」することもあります。ぜひ単産の役員の方が激励するようにしてください。

 

(2)体験生活のうえでの留意事項

 @.24日の学習会でも提起しましたが、家計簿の記入にあたっては、冊子の注意事項にその方法を記しています。あらためて下記の点について付け加えます。

(ア)1週間コースの場合の生活費のだし方は、月額100330円を28日で割り、その7日分とします。

(イ)住居関係費について、家計簿は住居関係費と光熱水費の記入欄が分離していますが、今回、光熱水費は住居関係費の中に含めます。

 A.また1週間コースにチャレンジする方は、余裕があればさらに1週間延長するようにこころがけるようにしてください。またその場合は愛労連まで連絡してください。

 B.上記の点について各単産の役員の方からも徹底するようにしてください。愛労連としてもニューズなどを発行し、当事者に伝わるようにします。

 

(3)体験生活かかわる諸日程について

 @.体験生活は2月1日からスタートしますが、折り返し点の2月15日(金)の午後6時30分から体験生活者の激励会をおこないます。体験生活者の参加を要請します。

 A.「体験を語るつどい」を3月12日(火)におこないます。

 B.青年協は独自に「体験を語る集い」を、3月9日(土)午後7時からおこないます。

 

2.最賃デー、最賃審議会にむけた運動など

(1)最低賃金デーのとりくみ

 @.全労連は最賃デーを2月・3月・6月に配置することにしています。愛労連としてもこれに結集して宣伝などにとりくみます。2月は体験生活を重視し、3月、6月には宣伝をおこないます。日程が決まり次第とりくみを具体化します。

 A.愛労連は各自治体の3月議会にむけて「最賃制の改善・全国一律最賃制の確立」の請願・陳情要請行動をおこないます。

 B.最賃闘争と不可分の「課税最低限度額引き上げ」のとりくみについて、当面「団体署名」をおこないます。

 C.上記AおよびBのひな型は別記のとおりです。

 

(2)最賃審議会にむけたとりくみ

 @.生活体験に結果に基づく労働局交渉を3月ないし4月に配置します。

 A.4月に最賃審議会の労働者委員の推薦・立候補します。

 B.7月には労働者委員などとの懇談をおこないます。

 C.8月には「最賃審議会の意見に対する公示」に対する異議申し立てをおこないます。

 

【資料】

課税最低限度額改善の請願ひな型
「全国一律最低賃金制度の確立等を国に要請する意見書」採択の陳情書のひな型
(PDF:38KB) 全国一律最低賃金制度の確立等を求める意見書のひな型


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