愛労連2002年国民春闘方針 付属資料

トヨタ総行動とトヨタシンポのとりくみについて

2002年1月27日

愛労連第26回臨時大会



 今月11日、日経連は今年で最後になる「労問研報告」を発表し総額人件費の抑制を主張。「これ以上の賃上げは論外・ベア見送りにとどまらず、定期昇給の凍結・見直しなどが求められる」との考えを打ち出しました。日経連と経団連は今年5月に合併し会長にはトヨタの奥田会長が就任します。トヨタがまさに日本経済界の頂点となります。

愛労連は1月12日の地域労連代表者会議と新春学習会を皮切りに2002春闘を本格的に開始しました。また今年のトヨタ総行動について第2回実行委員会で下記のような計画を決めました。単産・地域労連の積極的な参加をお願いいたします。

 

(1)2.11トヨタ総行動

 宣伝行動

トヨタ本社工場と三河豊田駅

AM7:30〜AM9:00

配置 各地域15+西三河ブロック以外の愛労連15〜20

@北門 豊田加茂労連 宣伝カー(自治労連) 自治労連15、生協労連2

A正門 西三南労連  宣伝カー(愛労連)  国公10、愛高教10、

B東門 岡崎額田労連 宣伝カー(JMIU) JMIU5,建交労5、医労連5

C三河豊田駅 豊田加茂から数名で、ハンドマイク

宣伝カーは各1台、のぼり、横断幕を準備する。

 (必要なら宣伝カー運転手と弁士は前泊手配)

 

トヨタ元町、高岳、堤工の各工場

PM3:00〜PM4:30

配置 各地域15+西三河ブロック以外の愛労連各20人×6カ所 

元町工場

 担当:豊田・加茂労連

 宣伝カー:正門(自治労連)、北門(愛高教)

 参加要請:自治労連10、国公5、愛高教5

高岳工場

 担当:西三南労連

 宣伝カー:正門(愛労連)、北門(名水労)

 参加要請:自治労連10、国公5、愛高教5、全国一般5

堤工場

 担当:岡崎・額田地域センター

 宣伝カー:正門(JMIU)、中門(名古屋市職) 

 参加要請:自治労連10、JMIU5、建交労5、医労連5、生協労連5、

 ※その他の単産も各2名以上の参加で各箇所20名

 

宣伝カーは各1台で、のぼり、横断幕を準備する。

 なお同日、東三河労連が田原工場の関係社宅(富士見社宅・豊橋)へのチラシ配布を行います。

 2月11日(月) am10時 岡崎信用金庫富士見台支店前集合

  

(2)2.17トヨタシンポ

2月17日(日) 午後1時〜4時半 豊田勤労福祉会館

 

参加要請:西三河ブロック以外に自治労連30、国公10、愛高教10、医労連5、建交労5、生協労連5、JMIU5、全国一般5、年金者組合5、その他の各単産2名以上 

西三河ブロック以外の地域労連からも各1名以上代表を出してください。

(3)トヨタ総行動の位置づけと行動具体化

@日本の不況構造とトヨタの戦略

 今日の不況やリストラは個別企業どころか個別産業が丸ごと無くなってしまいかねません。

 小泉構造改革、財界・日経連のねらいを見据えたたたかいが必要です。

 トヨタ自身も自社の労働者を激減(トヨタ労組は65,000人から59,000人に減)する一方で関連会社、電気産業などから大量の社外工を導入しています。従来あった期間工はいまは新採用はゼロ、10人に4人が社外からの出向者です。サービス残業問題でもこの「人間看板方式」にメスをいれる必要があります。

 また愛知県財政と県民のくらしを直撃する愛知万博とトヨタの世界戦略の関係を明らかにする取り組みが必要です。なぜトヨタは万博に数百億もだすのか。県政も4500人も削減して、そのお金を万博につぎ込むことを隠しません。ここが愛労連全体の春闘とも関わって最大のポイントになります。

 

Aトヨタ総行動、トヨタシンポ

  今年5月28日に、日経連と経団連が合併し日本経済団体連合会の設立総会が行われます。初代の会長にトヨタから奥田会長が就任します。経済界のトップ企業への宣伝行動です。

トヨタ総行動は2/11(月)に宣伝行動をおこないます。工場前は7:30と15:00です。

 昨年とラインが変わっていますので、実態にあわせて編成し、必要人数を要請します。

トヨタで働く正社員の他、非正社員と家族(社宅)にむけた宣伝を行います。

 豊田地域の工場を重点に行いますが、他の地域でも取り組みについては地域からの意見を集約して取り組みます。

  東三河では田原工場の社宅に配布します。

  名古屋本社については5/28(火)の朝に宣伝行動を計画します。

  

 トヨタシンポは2/17(日)午後に豊田市勤労福祉会館ホール(500名)で開催します。

 全労連の「不況リストラ現地調査」(全商連と共同)の中でトヨタの一人勝ちと下請けの実態調査が行われます。愛商連や関係単産と共同して取り組み、トヨタシンポも愛商連に参加を要請します。明らかにしたいテーマは

   ○今日の不況問題、製造業の空洞化問題との関係

   ○トヨタの世界戦略と万博・空港問題の関係を明らかに

   ○職場内のたたかいと地域、愛労連のたたかいの結合

   ○出向・派遣社員・下請け労働者の問題、働くルール・サービス残業


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