愛労連第27回定期大会 来賓あいさつ | |
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太田 義郎さん(愛知県商工団体連合会会長) | |
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愛知県下の民商を代表いたしましてご挨拶を申し上げます。 本来、景気が良くなっているはずの中部新空港お膝元の常滑信用組合が破綻しました。愛知県が言うように中部新空港が必要なら地元の中小業者は儲かって儲かって仕方がないはずなのにつぶれました。私たちは、東海財務局やRCC東京本部や知多信用金庫と何回も交渉いたしました。そして、不良債権先になっている中小業者をRCCへ送ってつぶさないように、商売が続けられるように交渉を行いました。その成果がありまして、RCCには送らずに知多信金が引き受けるということで知多信金が英断をいたしました。大変大きな成果を勝ちとりました。 ここ3〜4年、私たちは県下88の自治体と交渉をしております。ある中堅的な都市の課長さんに民商がこういう事を言いました。「我が市の中小業者政策、金融政策というのはどうなっていますか。街づくりについて商店街や地域をどのようにお考えですか」と質問したところ、「何にもありませんので民商さん提案ありませんか。民商さんの提案を検討して商工会議所と同じテーブルでこの街をよくしていきたい」と謙虚に課長さんが言った途端、「おれんとこも無いんだわ」という話なんです。「ほらー、あかんぜ」というのが現実なんです。いま必要なことは、地方自治体はみんな困っているんですから、我が町、我が村を振興するために、こういう政策をとったらどうだということを提案できるような本当の意味での自治の運動が必要だと思うんです。私ども民商は、そういう政策能力を身につけることを重要な課題のひとつにしております。民商はみなさん方と一緒になって考えよう、がんばろうと思っておりますのでよろしくお願いします。 私ども民商は50年前に出来たんですけれども、理念というのがあるんです。これは第1に私たちの運動は国民全体と一緒になって幸せにならなイカンということです。地域の経済や労働者が貧乏になったら金儲けも出来ないし、世の中みんなが幸せになることが第一番で、私たちの要求というのは人間として正当な要求をするということです。したがって、区役所や市役所、税務署へ行くときも道理にあった正しい正義の運動をやるのが原則です。 2番目には、中小業者は団結しなければいけない。自らが団結したときに要求が勝ち取っていけるんだ。団結こそ何物にも勝る宝だということです 3つ目には、他の階層である労働者や農民、多くの人たちと手を携えて団結したときに中小業者の要求は正義の運動になり、世の中を変えていく運動になるんだということです。したがってこの3つの理念に基づいて運動をやるのが私たちの考えです。そして、この理念を教えてくれたのはみなさん方の先輩なんです。我が民商をつくったのは労働組合です。私たちがたたかうことや自らの権利を主張すること、団結をすること、他の階層と団結することを教えていただいたのは労働組合です。ですから労働組合の本流の考えである団結を大切に、いっそう労働者のみなさんや農民や各層のみなさんと一緒になってたたかっていきたいと思います。ともに、愛知の革新のためにたたかいましょう。ありがとうございました。 |
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