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歌・劇・展示など多彩に

10.30ピースワールド60あいち

　「被爆・戦後60年、憲法九条を守り核兵器の一刻も早い廃絶を」と、10月30日には名古屋市公会堂で「被爆・戦後60年企画、憲法九条の心を世界へ、ピースワールド60あいち」が開かれ、約1000人が参加しました。
　県内に在住する被爆者を中心に愛労連も加盟する原水爆禁止愛知県協議会や文化団体による実行委員会が主催したもので、平和を訴えるトークや合唱、青年による構成劇、高校生の太鼓、被爆の実相伝える展示など多彩な内容となりました。
　主催者のあいさつでは、よびかけ人の一人である名古屋・三菱女子勤労挺身（ていしん）隊訴訟の共同代表である高橋信さんが「戦争被害と同時に加害の責任も早く解決し、憲法改悪に反対し九条を守ろう」と訴えました。
　トークイベントには、原爆小頭症の問題に深く関わっている女優で社会福祉士の斉藤とも子さんと広島平和研究所の浅井基文所長が参加。斉藤さんは「被爆者にとってその体験を証言するのは命を削るような作業。それでも語り続ける被爆者の思いを理解して欲しい」と訴え、会場から大きな拍手が寄せられました。

(NO.118-2005/10/30)