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大山でのヘリ訓練はやめろ

反対する会などが抗議の登山

　渥美半島の最高峰、越戸大山（328ｍ）にある陸上自衛隊航空学校のヘリ訓練場での初の離着陸訓練が9月7日に行われることが9月5日の田原市議会で明らかになりました。

　これに対し、8月18日に結成されたばかりの大山自衛隊ヘリ訓練に反対する会などでは緊急の抗議登山をよびかけて、大山山頂にあるヘリパッドへの登山を行いました。7日は朝から雨が降り続きこの日の訓練は中止され翌日に延期。翌8日は曇天のため抗議登山を決行しましたが、午前9時または午後2時に予定された訓練も視界不良のため今回の訓練計画はすべて中止となりました。

　地元で自然保護とヘリ訓練反対にとりくむ大羽康利さんは「大山は貴重なオオタカやサシバなどの繁殖地だし、今回のように大山一帯は南から湿った風が吹くと山頂付近は雲に隠れてしまう所で訓練には不向き。引き続き監視を強めていく」と話していました。

(NO.136-2006/9/9)