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自衛隊イラク派兵は違憲

名古屋高裁が画期的判断

 4月17日、愛知県の住民など1122人が自衛隊のイラク派兵は違憲だとして、派兵差し止めを求めた訴訟の控訴審判決があり、名古屋高裁の青山裁判長は「航空自衛隊の空輸活動は憲法違反」と認める画期的判断を下しました。

 判決は、イラク全土で「国際的な武力行使が行われている」とし、とりわけ「首都バクダッドはイラク特措法にいう「戦闘地域である」と認定しています。

 また、航空自衛隊による米軍などの武装兵員空輸活動を、「他国による武力行使と一体化した行動」と指摘。「自らも武力の行使を行ったとの評価を受けざるを得ない行動」として、「イラク特措法二条2項3項に違反し、かつ憲法九条1項に違反する内容の活動を含んでいる」と明確に断罪しました。「差し止め訴訟の会」と弁護団は「声明」で、「日本政府がこの判決に従い、直ちにイラクからの自衛隊の撤退を行うことを強く求める」と主張し、「撤退を求める新たな行動を開始する」としています。

(NO.165-2008/4/17)


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