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おにぎりを食べて元気にがんばって
毎日炊き出し続けて10カ月
2008年末から派遣切りや雇い止めによって職や住居を失った人たちが、生活保護などの相談に名古屋市中村区役所に押し寄せるようになって1年。こうした事態に2009年2月から、台風の日以外は1日も休むことなく平日のお昼に同区役所前でおにぎりとみそ汁の炊き出しを続けてきた「おにぎりの会」の女性たち。今も中村区役所前には、連日80人前後の人たちが列をつくっています。
メンバーの中には派遣切りで炊き出しの列に並んでいた人もいます。就職活動をしながら「手伝わせてください」「いつか僕もこういうボランティアをしたい」と。就職が決まった人がお米10㎏を持ってきてくれることもありました。派遣切りにあった若者たちがおにぎりとみそ汁の手渡し、交通整理、後始末など自発的に参加し、体の弱い人を気遣うなど助け合いの気持ちも生まれています。
年末にむけて寒さも加わり生活保護申請はさらに増加すると名古屋市もみており、おにぎりの会では引き続き炊き出しを続けていくことにしています。
(NO.182-2009/12/1)
