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NO.2 (2000.11.30) 発行:愛知県労働組合総連合 発行責任者:見崎徳弘 |
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年末一時金交渉、大詰め! | ||||||||||||||||||||||||||||||||
回答引き出し・上積み求め奮闘 |
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11月29日現在、昨年比0.25月、約68,000円のプラス! |
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このところの賃金・雇用破壊のもとで、一時金は文字どおり「くらしを支える重要な生活給」となっているだけに組合員の期待も大きく、春闘期や夏に決めている組合を除いて、粘りづよい交渉が続いています。このなかで現在、愛労連への報告では登録227組合中102組合、ほぼ半数の仲間が回答を引き出していますが、その単純平均は2.35月、499,534円。昨年の最終結果と比較すると+0.25月、68,651円の上積みです(春・夏妥結を含む)。 組合別の数字は別表のとおりですが、役員に聞くと、次のようなコメントが返ってきており、今年の特徴と役員の決意が伺われます。
■建交労・谷藤書記長 「建交労の場合、賃金・一時金は10年前の水準に戻ってしまっていて、組合員の要求は切実だ。今年は“下げ止まり”で昨年からすると一定の回復が見えるが、業種間のバラツキも大きい」「全体に仕事は増えてきているが単価が下がっているので、収益が減っているのが痛い。回答のさらなる引き出しと上乗せを求め、12月中旬までは頑張る」 ■JMIU・大平書記長 「今年の回答は、昨年と比べてそこそこのところだが、生活実態や要求の切実さとはかけ離れている」「好調な自動車産業の影響か、仕事は出てきている。しかし単価が安く、中小は依然としてきつい。一時金の回答はまだ半数、年末まで頑張り、春闘へつなげたい」 ■医労連・稲葉書記長 「全体には上向きで一部を除いて昨年よりよい回答が出てきた。未回答のところも、まもなく出ると思う。さらに頑張る」 ■生協労連東海・榑松委員長 「消費不況のなかで全国生協の6割は赤字で、東海の一時金もカット幅が大きい。三河生協は0.5カットの2.5月、名勤は0.2カットの2.4月が一次回答。これでは暮らしは守れない。上乗せを求め交渉中で名勤は0.01上乗せの2.41月という2次回答を引き出した。さらに頑張る」
なお、日経連や愛知県の調査では次の数字が出ています。 【日経連しらべ】 大手の70%以上が妥結(11/22現在) 大手157社の加重平均=766,568円(前年比2,439円、0.03%のマイナス) 【愛知県産業労働部しらべ】 半数超える219社が妥結(11/22現在) 全体の単純平均=611,445円、2.19月(前年比50,994円、0.09月の増額) <業種別でバラツキが>
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官公労の賃金確定闘争、ほぼ収束 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
県の賃金カット問題は越年交渉へ |
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公務員労働者の賃金確定闘争は、8月の人事院勧告が「扶養手当の若干の改善だけで給料表の改定は見送り(=史上初のベアゼロ)」「昨年に続き、一時金はさらに0.2月の削減」(=年収では2年連続のマイナス)という内容だったため、きびしい闘いを余儀なくされましたが、職場の怒りを背景に仲間たちはよく闘い、全体として収束に向かっています。以下、主な結果と状況を掲載します。
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