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NO.281 |
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2000年12月15日 |
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〒456−0006 名古屋市熱田区沢下町8−18 労働会館第2ビル |
発行責任者 見崎徳弘 |
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愛労連・愛知春闘共闘2001国民春闘討論集会開かれる |
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有利な情勢いかし、職場からの力引き出す春闘を! |
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愛労連・愛知春闘共闘が主催する2001年春闘討論集会が12月9日〜10日瀬戸市の労働者研修センターで開かれ111人が参加しました。 全労連・坂内三夫事務局長が「2001年春闘をめぐる情勢と私たちの春闘構想」と題して講演しました。坂内事務局長はこの中で、「11.17、18には国会周辺を全国から8900人が埋め尽くし、国民大集会も5万人が参加。参加者の顔は壇上から見ていても輝き、デモの隊列も最後まで乱れず、「森内閣打倒」の国民の気持ちが1つになった集会で、21世紀への展望に繋がる大きな取り組みとなった」と話ました。また、「2001年春闘では、労働者の怒りとたたかうエネルギーが大きく広がっており、たたかい方如何では要求が前進する。連合も労働者の声を無視できず、要求で一致してたたかおうと呼びかけており、おおきな共同も可能になってきているとたたかう情勢の有利さを。また職場活動では、一人一人の労働者が置かれている生活や労働実態に基づいて丁寧な活動をし、職場の労働者のエネルギーを引き出す活動を取り組もう」と話しました。 この後、愛労連見崎事務局長が、職場や地域での最賃闘争を重視する春闘方針案を提起しました。 討論では、名古屋市長選挙を始め、春闘方針を補強する立場で9単産・地域から発言がありました。 |
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市民犠牲の大型公共事業ストップ! |
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万博・空港・徳山ダムへ市民の税金使うな! 名古屋・革新市政の会が住民投票運動を提起 |
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名古屋市の借金(市債残高)は、松原市長になってから4,400億円近くも増え、3兆2千億円にものぼり、利子払いだけでも1日3億4千間円となっています。原因は国の「景気対策」に追随した大型公共事業です。松原市長は、「2010計画」を策定し、西尾前市長も打ち出せなかった笹島ライブ24にも着手し、さらに愛知万博・中部新国際空港・徳山ダムなどに900億円以上の税金をつぎ込もうとしています。 一方では、「財政危機」を理由に障害者・乳幼児医療無料制度への所得制限の導入、障害者作業所や学童保育への補助金カット、治水改良費の削減、2000人にも及ぶ市職員の削減など、名古屋市民の安全と生活を犠牲にしています。 こうしたもと、名古屋・革新市政の会は12月7日におこなわれた地域代表者・事務局長会議で、「市民の税金を万博や新空港、徳山ダムへつかうことの是非を問う」住民投票条例制定を求める直接請求署名運動にとりくむことを提案しました。この運動は、労働組合も大きく参加し、たくさんの受認者を組織して、万博署名の実績(名古屋市内12万)を大きく上回わることによって、松原市長と市議会与党の態度がせまられると同時に、松原市長と市議会与党政治の罪の深さも全市民の前に明らかにすることができます。革新市政の会では、12月19日におこなわれる地域・団体代表者会議で正式確認し、12月24日に開催される市民集会で運動の成功を大きく提起します。 具体的な運動の展開は、2月26日から開会される予算市議会で本請求をおこなうこととし、1月15日から2月14日までの1ヶ月間に、15万筆目標で署名運動がとりくまれます。 名古屋市長選挙は来年4月22日と予想されていますが、この勝利をめざす前段のたたかいとてしっかり位置づけ、市政の転換を求める大きな運動と世論のなかで候補者も擁立できるよう、職場・地域の力を結集してがんばりましょう! |
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尾東労連などが恒例の12.1年末総決起集会、120人が参加 | ||
先輩たちのたたかいに学び、団結強めよう! |
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師走に入った12月1日、尾東労連は地域の労働組合や団体と共同して12.1年末総決起集会を瀬戸市宮川モールにて120名の参加で行いました。 この集会は、今から42年前の1958年に当時の瀬労評が、「シャツ1枚、ゲタ1足では年は越せない」「現金でボーナス10日分を支給せよ」とかかげ開かれたもので、尾東地域では恒例の集会となっています。集会では、懐こそ暖まらないけど心と体は暖かくと甘酒も準備され、元気よくたたかう決意を固め合いました。
集会の後には、瀬戸川沿いをちょうちんデモ |
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【愛知争議団ニュースNO.10】 |
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なべさんの争議あっちこっち | ||
連帯と支援の輪ひろげて! |
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今年7月22日〜24日まで日本国民救援会第50回全国大会が宝塚市で開催され、私も代議員として参加し、宿舎で上平和気さんと出会った。上平さんは、山宗株式会社(プラスチック素材・原料及び製品の卸売業)に1975年入社、88年営業主任に昇格し92年8月から山宗株式会社から子会社である株式会社山宗に出向。ところがその責任者は、気に入らない従業員を次々に退職に追い込み、上平さんも「配転拒否」の理由で99年3月に解雇されたが、今年2月静岡地裁沼津支部で「地位保全仮処分」で勝訴した。 私は、「裁判で勝っているなら、いまが攻めどき。本社が名古屋なら、栄総行動で闘おう」と助言、上平さんも乗り気になって、栄総行動にエントリーしてきた。事務局から交渉を申し入れると、一旦はOKしたのに、直前になってことわる場面もあったが、11月15日には県スポーツ会館で午前10時から交渉となった。会社側は、川田総務部長ほか2名、我が方は13名。「直ちに解雇を撤回せよ」と口々に要請、抗議を行い、会社も「話し合いで解決したいと思っている。11月21日には、現地で交渉を行う」ことを確認し終わった。 午後は、上平さんに「座り込みの練習」で港総行動の住軽金要請行動に参加してもらった。翌日、「昨日の行動で愛知の労働運動は、すごいと感心した。住軽金前のシュプレヒコールで『すみともはよく聞け』最後の『またくるぞー』の迫力はすごかった。わたしも会社の前でやりたくなった。勉強になった」とお礼の電話があった。いま、会社は、解雇撤回に応じるが沼津復帰にこだわっているらしい。あと一押し。愛知と沼津を結ぶ闘いのひとこまである。 右側が上平さん、左は渡辺・争議団事務局長
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