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国・企業の責任認め完全勝訴

名古屋あおぞら裁判

 提訴から11年。11月27日午前、名古屋地方裁判所前は「やったー」「おめでとう」という原告・患者・支援者1000名の歓声と涙にあふれました。

 この日、名古屋地方裁判所は、自動車の排ガスや企業の工場排煙による大気汚染で健康を害したとして、名古屋市南部地域などに住む公害病認定患者と遺族ら145人が国道を管理する国と、中部電力など企業10社を相手取り、総額約42億円の損害賠償や汚染物質の排出差し止めを求めた「第一次名古屋南部大気汚染公害訴訟」の判決で、国・企業側に対し、原告111人に総額約3億700万円を支払うよう命じました。さらに、道路公害について国に対し、自動車による一定レベルを超える浮遊粒子状物質(SPM)の排出差し止めを認めました。

 原告団は、午後から引き続き支援者らとともに被告企業10社との全面解決のための交渉をおこないます。(→声明文

(NO.22-2000/11/27)


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